対象:マナー
佐野 由美子
ビジネススキル講師、マナー講師
1
正しいビジネスメールのマナー
真夏の小夏さん、いつもためになるご質問をお寄せいただき、ありがとうございます。
ビジネスマナーを教えている佐野と申します。
さて、今回のお悩みもまさに納得です。
最近の新人たちは、ビジネスマナーの中でも、メールの書き方をあまりにも知らなくて困りますね!
私も社員教育をしていて、今まさに、この「メール」に関しての意識改革に苦労をしております。
若者世代の偏ったパソコン依存は、入社時にきっちりと直さないといけない項目です。
ビジネス上での正しいメールの書き方は、小夏さんの指導された通りです。
1 相手の会社名、所属部署(肩書き)、お名前は、必ず始めに書く
2 自分の署名は、必ず最後に書く(会社名、部署、名前、電話、アドレスなど)
もちろん、理由が必ずあります。
〔1〕送信相手(送信先)のミスを防ぐ
アルファベット一つで「加藤様」と「佐藤様」の誤送信が起こり得ます。
〔2〕誰が読むかわからない場合もあります
小さい事業所や店舗では、ひとつのアドレスを複数の社員が使っています。
誰宛に届いたメールなのかを明記するのは、基本マナーです。
〔3〕自分の署名を最後にきちんと入れるのも、最低限のマナーです。
ビジネス文は個人でなく「会社の代表」として書くものです。
正式な社名や、名前を相手は必要としています。
詳細を電話で確認したい事も多いものです。電話番号も明記が必要です。
以上のような理由で、ビジネスメールのルールは存在します。
「メール」の落とし穴は、一方的な送信ツールであることです。
直接その場で会話ができない分、失礼なミスや不親切で、せっかくの信頼を損ねる事のないように、これからも自信をもってメールの正しいマナーを教えて下さいね。
補足
社内のビジネスメールのフォーマット(雛型)を作っておかれることをお勧めいたします。
(現在のポイント:8pt)
この回答の相談
メールの書き方について教えてください。
会社の後輩で、メールの送信文に相手の会社名やお名前を書かず
にいきなり「いつもお世話になっております。(会社名)の(名前)
です。」から始める社員がいま… [続きを読む]
真夏の小夏さん (島根県/44歳/女性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A