ドル建て積立利率変動型一時払終身保険につきまして - 専門家回答 - 専門家プロファイル

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山田 聡

山田 聡
ファイナンシャルプランナー

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ドル建て積立利率変動型一時払終身保険につきまして

2010/09/01 13:12
(
4.0
)

Marbousan様
はじめまして。ファイナンシャルプランナーの山田と申します。

最近の円高で、Marbousan様のように保有商品への対処について悩んでおられる方は多いでしょう。

今回のご相談内容に関しては、今後円高が進むのか、円安となるのか、為替動向について予測することは対処にあたって最重要ではないと思います。ましてや、予測しても当るとは限りません。この点がすべての基本になると思ってください。

現在は為替レートに対する恐怖心が先に立ってしまいがちですが、まずは今後のリスクを再確認してみましょう。

例えば、一般的な積立利率変動型保険であるとすれば、一時払保険料から期初費用を引いた金額に対して積立利率が適用され、ドルベースでは着実に増えていくわけです。
そして為替の影響による値下り率と、ドルベースでの上昇率の両方を加味した損益のシミュレーションをしてみます。

現時点のみならず、5年、10年、15年経過時点等でのドルベース元本で、色々な想定為替レートを適用して損益を計算してみます。

シミュレーションをすることにより、許容範囲のリスクかどうか、ある程度見えてくるのではないでしょうか。

そして、この商品を保有している目的を再確認しましょう。
もし、死亡保障部分を重視しているのであれば、為替レートをそれほど気にする必要はなくなってくるでしょう。
また、死亡保障目的で長期保有すれば、先に述べました通り、為替が大きく円高となっても、ドルベースの元本値上がり部分がそれを緩和してくれます。

保有目的が資産運用の一環であるならば、この機会にこの保険を含め資産全体を戦略的に見直しではいかがでしょうか。

この保険を含め、国内資産と外貨資産への配分、リスク資産とリスクフリー資産への配分などを本格的に検討し、自分に合ったリスク・リターンの資産配分に再構築するのも一つの方法ではないでしょうか。
資産運用に対して本格的に向き合う良い機会になると思います。

以上簡単にご提案させていただきました。
今回の円高で保有商品に疑問を持たれたことを、今後の運用・商品選択に対してプラスに作用していただくことが重要なのでなないかと感じます。

山田FP事務所 http://www.yamadafp.com/
山田 聡

ファイナンシャルプランナー
保険
資産運用
運用

評価・お礼

marbousan さん

お返事有難うございます!
おっしゃるとおり、今回の円高によって保有商品の見直しを行なう良い機会になりました。
細かく動向を見るタイプではないので、大きなトレンドの中で自分の保有商品がそれぞれどのような役割を現在持っているのかを確認して対処していきます。

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この回答の相談

現在、米ドル建て積立利率変動型一時払終身保険を契約しております。契約はまだ3年目ですが承知の通り円高で為替の影響をもろに受けております。直ぐにお金を必要とはしませんが、… [続きを読む]

marbousanさん (鹿児島県/42歳/男性)

このQ&Aの回答

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