子供とのコミュニケーション その1 聴く 聴く 聴く
今回からは子供とのコミュニケーションについてお話します。
別コラムでは「夫婦のコミュニケーション」をお話してきましたが、合わせてご覧いただけるとより理解できると思います。
まず、子供とのコミュニケーションで一番大切なことは「話をとことん聴いてあげる」ということです。
なぜなら子供がコミュニケーションをとりたがるのは内容ではなく、「話を聴いてもらえている」という安心感や親との一体感を感じたいためです。
よく、「ねぇ聴いて聴いて!」と子供がやってくることがありますよね。
あの時、あなたはどのように対応しているでしょうか?
多分、親が何かをしながら話を聴いていれば、「ねぇ、ちゃんと聴いてるの!」と言って、ずっと話つづけます。そのうち親も辛抱できなくなり、「もう、いい加減
にしなさい!」とやってしまいがちです。
そうなれば、親との一体感を求めてやってきた子供にとっては一番つらい結果になってしまうのです。これでは本末転倒ですよね。
では、どうすればいいか?
それははじめに言ったように「話をとことん聴いてあげる」姿勢です。
例えば、何かをやっている時に子供が話しかけた場合は、一旦作業の手を止めキッチリと子供のほうに向き合って、目を見つめ話を聴いてあげるのです。
すると、子供は安心し、思っている以上に話を短めに終えて、また自分の遊びに夢中になったりします。
子供が話しかけてくるのは、親との一体感を感じたいからということをいつも覚えておくといいですよ。
このコラムの執筆専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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