おはようございます。
ガラス張りの恰好よい建物ですね。
昨日からの続き、借入金と経営に関するお話について。
借金に頼ることの危険性が認識されてから、ROEに対する評価も
変わりつつあります。
少し前に書いたことに繰り返しになりますが、ROEを高めるためには
借入金を活用すれば良いのでした。
自分で用意できる元手に加えて他人から借りた元手を足し、それを
使って大きな利益をあげられているかどうかがROEという指標に
よって測られていました。
借入金に頼ることの意義が問われている以上、ROE(自己資本利益率)と
いう指標の意義が問われることは必然であると言えます。
これまでROEが高い企業=優良企業であると言われていました。
しかし、少し前の新聞記事においても
ROEという指標は曲がり角に来ている
という言及がなされています。
この言及について、ROEの分母面からのみ見ることも十分に可能です。
少し言い換えるなら
他人の金に頼らずに商売をしていることの意義が見直されている
とでも言えます。
しかし、これに加えてもう一つの分析が可能です。
それはROEの分子、つまり利益というものに対する評価の変遷です。
この項、明日に続く。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
044-829-2137
「経営」のコラム
気持ちよく、いきましょう(2021/01/11 07:01)
福利厚生、うまく使えればものすごく便利(2021/01/10 07:01)
生活費の事業経費化が可能ということ(やりすぎ注意)(2021/01/09 07:01)
福利厚生策の活用(2021/01/08 07:01)
結局、自分の希望する暮らしぶりに話が戻る(2021/01/07 07:01)