おはようございます、今日はチェスでAIが人間に勝利を決めた日です。
20年以上前のことですので、いまや性能は別物に変化しているかと。
自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
保険加入について、ともかく基本は保障を充実させることだと説明しました。
もし手元資金に余裕があり、なお運用をしたいのであれば、素直に株式投資でもすれば良いと思います。
いまであれば、NISAやiDeCoなど、税制的にも優遇されている商品がたくさんあります。
正直、これらの税制優遇が働いている金融商品に対して、保険の運用(利殖)機能が勝てる面があるのかな?と。
くどいようですが、NISAやiDeCoがあるから、保険なんていらない、ということが言いたいのではありません。
保険は大切ですし、必要な保障はしっかりと確保するべきです。
私自身もそうですし、税理士としてお客様に対しても、環境変化に応じた保険の加入(保障の確保)は常にお願いしています。
「保険に運用(利殖)の機能を求めることの問題点」について、ともかく知っておいてもらいたいのです。
いまは株高や円安を理由に外貨建ての運用性が高い保険について、良い評判を多数聴く状況になりました。
しかし、その環境だって、いつまで継続するのかわかったものではありません。
積立型の保険は、ほんとうに生活に余裕があり、手元資金が余っている人が、ほかに運用手法が思いつかないときに使うものです。
個人的に積立型は加入していませんし、お客様にオススメすることも、ほとんどありません。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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