おはようございます、今日は国際熱帯デーです。
地球温暖化と寒冷化については、色々と議論が尽きないようです。
自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
分散投資としてのiDeCoについて、その現状について簡単に触れています。
定期預金を積み立てるのではなく、定期預金型のiDeCoを運用することのメリットは、毎年の減税です。
「積極的に運用益を目指すのではなく、元本を減らさず、毎年の減税メリットを目指す」
これはこれで、ひとつの運用方法として合理的といえます。
その上で、この方法に潜むマイナスリスクを認識しておく必要があります。
それがインフレとの関係です。
繰り返しになりますが、iDeCoは老後資金形成のための手法であり、長時間をかけて分散投資するものです。
そして、物価というのは基本的に、時間経過に従って少しずつ上っていくものとされています。
日本では長らくデフレ傾向が続いていましたが、ここ数年の物価上昇は全員の意見が一致するところです。
運用益を目指さないで運用をする(定期預金型でiDeCoを運用する)、ということは
「物価上昇をしたときに、相対的に年金(投資信託)の価値が下がっていても対処できないけど、それで構わない」
これを意味します。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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