おはようございます、今日は蛸の日です。
釣りたてのものは、格別の味です。
複式簿記についてお話をしています。
その限界に触れるために、黒字倒産について簡単に。
黒字倒産は、こんなときに起こります。
1.とある大口案件を受けて、3億円の売上を計上。代金の回収は半年後。
2.その売上をあげるために、色々な経費を2億円計上。代金の支払いは三ヶ月後。
3.上記の経費を支払おうと思ったが、手元に2億円の現預金がない。
4.銀行などからお金を借りようと思っていたが、交渉がうまくいかず借りられない。
5.経費の代金が支払えないで倒産!!
・・・と、これは一番簡単な事例です。
上記の場合、利益があるかないかでいえば
売上3億円 ー 経費2億円 = 利益1億円
なので立派な黒字です。
しかし、黒字にも関わらず手元にお金がないので倒産してしまう。
これが黒字倒産の起こる仕組みです。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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