おはようございます、盆迎えですね。
お迎えは早めに、お送りはゆっくりと。
粉飾について色々とお話をしてきました。
・大手は利益を大きく、中小は利益を小さく見せる粉飾に手を染めることが多いこと。
・収益や費用をごまかすこと自体はそれほど難しくはないこと。
・会計基準等の変更により、なし崩し的に粉飾に手を染める大手企業もいること。
・資産や負債には粉飾の痕跡が残ることが多いこと。
・粉飾を疑われないようにするためには、資料をしっかりと整理しておくこと。
・数字だけでなく、取引の内容や経緯がわかる記録を残していくこと。
おおまかにこんな辺りを確認していきました。
特に経理や会計の世界で近年重要度が高まっているのが、最後の部分です。
数字では表されない定性的な情報について、どのように適切に開示していくのかが問われています。
一般的な決算書であれば、注記や備考の発表についてその質が問われてきます。
また税務申告であれば「税理士による書面添付制度」の活用が非常に有効です。
粉飾というとなんだか大仰ですが、実は商売をやっている人には本当に身近なものです。
手を染めて、最終的に良いことになることはありえません。
願わくば一生涯、関わることのないような生き方を目指したいものです。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
![高橋 昌也](https://d32372aj5dwogw.cloudfront.net/home/profile/front/html/img/professional/ll/1224355871.jpg)
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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