- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
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対象:お金と資産の運用
こんにちは!
さて、金融庁が、今年6月末時点のNISAの口座開設数及び買付額の調査結果を公表しました。
NISAとは、今年1月から始まった「少額投資非課税制度」のことです。
口座開設数は、727万3667口座となり、1月から約48%増加しました。
また、買い付け総額は、1兆5631億円となっています。
投資対象別の割合を見ると、上場株式が31.7%、投資信託66.5%、ETF0.9%、REIT0.9%となっており、大半が投資信託を選んでいることがわかります。
NISAの特性を考えると、値動きの大きい株式ではなく、中長期投資に向いている投資信託を選んでいる投資家が多いことは、良い選択ではないかと思っています。
私自身も、NISA口座では、投資信託を用いた積立投資を実践しています。
ただ気になることもあります。それは、年代別の構成比です。
20代が2.2%、30代6.9%、40代11.0%、50代16.4%、60代32.5%、70代24.3%、80代以上6.7%となっており、60代がトップ、そして60歳代以上が全体の6割以上を占めています。
もちろん、「資産」を持っているのは、まさにこの層なので、頷ける結果ではあります。
ただ、NISAの狙いの中には、「少額からでも資産形成を始めてほしい」といった想いがあることから、本来であれば、20代から40代の層に、より積極的に活用してほしいと個人的には思っています。
そして、もうひとつ私が課題と考えていることは、口座だけ作って、稼働(投資)していない人たちが、半数以上いると言われていることです。
制度として、まずは「仕組み」はできましたが、これからは「実践方法」が重要な“鍵”となってきました。
現在、私も「NISAの活用」を支援するプログラム作りに取り組んでいます。
これについては、また改めて発表させていただきます。
皆さんも、制度をよく理解した上で、是非積極的にNISAを活用していただきたいと思います。
それでは、今週も穏やかな週末となりますように!
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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