- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
-
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対象:お金と資産の運用
こんにちは!
さて、企業年金連合会が、約1300の企業年金を対象に、昨年の資産運用実態調査をまとめました。
それによれば、2013年度の運用実績は、前年より2.4%下がったものの、“8.8%”の実績を維持したことが分かりました。
運用資産ごとの収益率(リターン)を見てみると、外国株式が28.4%と最も高い数字を挙げました。次いで、国内株式の17.6%、外国債券11.8%、そして国内債券の0.7%と続いています。
資産構成比でみると、1位は前年より0.6%下がったものの、依然として国内債券で、27.9%となっています。
ただ、0.7%のリターンしかない「アセット」に投資していても、“収益率”を高めていくことはできないため、
今後、配分比率の見直しがされていくものと思われます。
すでに、私たちの公的年金の運用を行っているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)では、今まで60%としてきた国内債券への配分比率を35%にまで一気に引き下げ、また外国証券への投資を40%に引き上げたのも、ある程度“リスク”をとって運用していかないと、「将来の公的年金の原資」を維持していくことができないからだといえます。
その意味では、企業年金も、今後「債券から株式」、「国内から外国」への配分比率を高めていくことになるでしょう。
そして、これらの「年金財源」ですら、徐々にリスク度合いを高めている中、個人金融資産も、そろそろ収益性の高いアセットへの配分を高めていかないと、「自分年金」の準備は程遠いと言えます。
日本の政権運営、日銀の動向をみる限り、将来の“インフレ”、“円安”に向けての準備は、喫緊の課題といえるでしょう。
それでは、今週も世界、そして日本が平和でありますように!
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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