ドル高・株高・債券高のトリプル高、実は反動が怖い。 - お金と資産の運用全般 - 専門家プロファイル

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山中 伸枝
山中 伸枝
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閲覧数順 2016年12月03日更新

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ドル高・株高・債券高のトリプル高、実は反動が怖い。

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ファイナンシャルプランナーが天職!
BYSプランニングの釜口です。

 

  円安、株高、債券高(金利安)が続く日本。
  アベノミクスの勢いで、もしや日本が復活するのでは?
  と楽観視されている方もいらっしゃるかもしれませんね。

  私もこの勢いのまま、失われた20年からのV字回復となればいいと
  思っているのですが・・・
  私は、そうは問屋がおろさないと思うわけです。

  日本経済が伸びていたわけではないのに、円高が続きました。
  これはあきらかに、円が避難通貨の役割を担っていたからです。

  リーマン・ショック後、米国景気はなかなか本格的に回復せず、
  米国は積極的な金融緩和を継続し、結果的にドル安を誘導して
  いる状態でした。

  ユーロは、ギリシャ、スペイン、イタリアなど、国債金利が上昇し、
  なにかやばい雰囲気。

  そんな状況で、日本は何年か先に財政が行き詰る可能性はあるが、
  今すぐそうなる可能性は低いので、今は安全である。
  スイスやシンガポールなども財政的に安全と見られているが、
  それらの通貨は流通量が少なく、3大通貨である円を買わざるをえない
  というのが、海外の投資家の判断だったのです。

  ところが、最近、米国の様々な経済指標で明るい兆しが出てきました。

  米国も日本同様、FRBが継続的に「金融緩和策」をすすめていますが、
  ひとたびこの金融緩和の縮小が始まると、どうなるでしょうか?

  今米国では、QE3という「金融緩和策」を期限を決めずに継続。  
  「労働市場に明確な改善が見れるまで」が期限とされています。

  為替市場では、すでに米国の金融緩和策の終焉を織り込みはじめ、
  ドル高(円安)基調が続いています。
  
  実際に米国の金融緩和の縮小が始まると、更にドル高(円安)が加速する
  可能性があります。

  そうなると、日本企業も個人投資家もすべての資産を円で保有することが、
  不利になりますので、海外の金融口座へ資金を移動させるようになるでしょう。
 
  そうすると、日本の金融機関から円資金が減少。
  円資産が少なくなると、日本の金融機関大量に保有している国債を
  売りに出して、円を保有する方法を取るだろうと思われます。

  大量の買い手であった日本の金融機関が売りに回るわけですから、
  買い手がいない状態。
  最終的には海外の投資家に買ってもらわないと、国債が償還できない
  事態に陥ってしまう可能性があります。
  
  財政状態が最悪な日本が、今まで財政破綻もせずに平穏無事で
  おれたのは、国債の90%以上を日本国内で消化していたからに
  他なりません。

  その国債を海外投資家が買うとすれば、それ相応の金利水準で
  なければうま味がありません。

  そうなると、必然的に国債の流通金利が上昇し、国債価額が下がります。
  流通金利が上がるということは、市場金利も上がり、インフレになる
  可能性が高まります。
  
  というのが、私が考える日本経済の今後のシナリオです。
  物やサービスの価格が上がるにしたがい、日本人が受取る収入が
  上がっていけば、幸せなインフレとなりますが、収入がアップしない
  「コスト・プッシュ・インフレ」になると、最悪なシナリオとなります。
  
  もし実際に上記シナリオがおこったとすれば、資産を円で保有すること
  自体がリスクになりますし、長期の定期預金、国債、貯蓄型保険などは、
  資産価値が下がり、目も当てられない金融商品になるかもしれません。

  

 


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