対象:住宅・不動産トラブル
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弘中 純一
建築プロデューサー
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住まいづくりはプロセスが大事
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「土地と建物のダブル使いが出来ない」というのは、うまいやり方だなと少し感心させられました。
さて、あひるんるんさんの悩みがすこしでも解消できればと思い、いくつかお話します。
建築条件付きの不動産販売では、業者側が受ける利益の部分をどこで確保するかという面を考えてみます。
1.土地と建物の両方で適正な利益を確保する。
2.土地の利益は無しにして、建物で利益を確保する。
3.土地で利益を確保して、建物の利益は少なくする。
この3通りがありますが、今回の場合は、2.に該当しているわけです。
つまり、土地価格を相場の半分にして集客を図り、建物価格にある程度の利益を上乗せして利益補てんをしていることが考えられます。
もちろん、土地売買契約と建物請負契約とは別になりますし、契約相手が異なることもあります。
(土地契約は不動産会社、建物契約は建築会社)
業者側は利益の無い商売はビジネスとは言えませんから、当然のことですが、予定している利益があるはずです。
そこで、1600万円弱が妥当な金額かどうかということが、問題となってきます。
不当に高い金額であれば、最終的に「予算が合わない」という理由で契約解除する方向で考えなければなりませんが、そうでもないのであれば、土地と建物の合計金額で判断してみてはどうでしょう。
土地+建物価格が、結果的には付近で販売されている分譲住宅と比較して、同等程度になるのであれば、「謝恩販売」にうまく乗せられてしまったということになりますし、もしも割安感があれば、上手なお買いものだったということになります。
最初に書きましたように、業者は「どこかで予定利益を確保」するものです。
「謝恩販売」というキャンペーンの場合には、通常の予定利益率よりは低めに設定するのが普通です。
そのため、付近で販売されている分譲住宅と比較すると「割安感」があるはずだと思います。
土地と建物価格を別々に評価するのではなく、一緒に考えてみてはどうでしょう。
補足
それから・・・住まいづくりは価格の面はもちろん大事なことですが、つくっていくプロセスがもっと大事なことであるということを忘れないで下さい。
ご質問の冒頭にありました
「親しみのもてる建築士さんとたくさん話し合い間取りが完成し」と書かれていますが、建てる側との信頼関係がすごく大事なことです。
住まいづくりは、施主と業者の共同作業で進んでいきます。
これから何十年と住まわれる住宅を託すのに、満足できそうな業者であればお話を進めていくことが望ましいと思います。
満足できるかどうかは、価格面よりも、対応のしかたとか、工事の技術力といった面がより重要です。
そんな観点からもう一度、考えてみてはいかがですか。
評価・お礼
あひるんるん さん
2010/12/19 19:18
遅くなってしまい申し訳ありません。
おかげさまで、無事、前に進むことができました。
やさしいお言葉、アドバイス本当にありがとうございました。
失礼いたします。
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この回答の相談
地元の不動産屋さんの謝恩販売で本来1000万円以上の建築条件付きの土地を500万円弱で土地契約をさせて頂きました。
知識がないながらも本やサイトを参考にし、親しみのもてる建築… [続きを読む]
あひるんるんさん (埼玉県/22歳/女性)
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