対象:住宅設計・構造
敷浪 一哉
建築家
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納まりの違いが大きいですね
さて、在来工法とツーバイフォー工法、どちらも木造ですが、在来は柱と梁の軸組み、ツーバイフォーは壁と床の壁枠組、という違いがあるというところはわかっていますよね。
在来でも構造用合板を張って強度を増す方法もあって、それはツーバイフォーと同じなの??という混乱もおこってしまうでしょう。実際に違いがどうやって現れてくるの?というところはあまりよくわからない部分です。
実際いちばん大きく違ってくるのは、設計上のいろいろな納まりです。
通常の工法であることが条件で書きますが、例えばツーバイフォーで天井までの高さがある窓をつけることはできません。マグサという梁状の材がかならず天井下に入ってきますので、その分は窓の上に壁ができることになります。また、壁の入り隅ギリギリに窓を持ってくることも、ツーバイフォーではできません。
あくまでも通常の納まりの場合での比較ですが。
つくる側からすると大きく違う両者ですが、実際出来上がる住宅にはあまり見た目の差はないですよね。最近は色々な手法や工法が出てきて、さらに差がなくなってきているように感じます。
どちらの工法が優れていて・・・という判断をするのではなく、個々の施工会社の能力で判断するほうが正解だと思います。どちらも一長一短ですから。
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この回答の相談
木造で家を建てるにあたり、木造軸組工法と2×4工法のどちらが良いのか悩んでいます。それぞれの工法のメリット、デメリットを教えてください。
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
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