対象:住宅設計・構造
メリットデメリット
私は木造住宅は土地柄もあるのかもしれませんが軸組み工法で設計しています。したがって2×4は知識でしか持ち合わせていませんのでそのことを前提として書かせていただきます。
<木造軸組み工法> → 在来工法とも呼ばれています
メリット
・木造住宅を施工するほとんどの建設会社が対応できる
・そのための部材類は豊富に揃っている
・最近は耐震性向上のために壁量が増えているが、それでも開口幅は大きく取れる
・筋交いなどの部位以外の将来の変更・改造は比較的容易
・将来の増築も、法規の問題を解決すれば施工可能
・真壁造り(柱・梁現し)による木のよさを表現できる
・真壁造りによる木の調湿効果が期待できる
デメリット
・見積価格で大工手間が大きい
・耐震性能は適切な金物の使用と適切な施工がされれば2×4と遜色無いが、揺れは2×4より大きい
・工期が長くなる
<2×4>
メリット
・壁工法なので地震時の揺れが小さい
・基本的に決った釘の本数で構成されたパネルを建てこむ方式なので、施工が早い
・部材相互の密接度が高いので、防火面で効果的である
・上記の理由から同じ仕様の在来より断熱性能が高い
・気密性能が高い
デメリット
・壁で耐震性を確保しているので、将来の壁の貫通・撤去などの変更は不可
・パネルで面が構成されているので、木を露出させた意匠が出来ない
・上記理由から、木による調湿は期待できない
・施工できる建設会社の数は、軸組み工法に比べて少ない
・気密性が高いため、高湿度の環境では湿気が抜けないで腐食の恐れがある
・壁工法なので、開口幅などが制限される
参考まで。
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この回答の相談
木造で家を建てるにあたり、木造軸組工法と2×4工法のどちらが良いのか悩んでいます。それぞれの工法のメリット、デメリットを教えてください。
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
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