対象:住宅設計・構造
回答:4件
天井埋込型エアコンについて
サカイデザインネットワークの酒井です。
ご質問に記載されていますように、天井埋込型エアコンは、壁掛けタイプと比較してもスッキリとしますし、空間のインテリアデザインの観点からもメリットがありますが、天井裏に埋め込むスペースが必要(機種によりますが30cmから40cm程度は必要になります)なのと、エアコンを取り付けるための下地補強などが必要になります。
また、基本的に隠ぺい配管(天井や壁の内部での配管)になりますので、配管ルートや取付位置については設計段階で細かく設定する必要があります。 仕上がりや効率の面では非常にメリットが大きいと思いますが、コストは壁掛けに比べ高くなるため、費用対効果を考えて取付場所を検討されると良いと思います。
掃除については壁掛けタイプと大差ないと思いますが、機種交換になった際は、サイズが変われば天井仕上げや下地のメンテナンスも必要になります。
参考になりましたら幸いです。
回答専門家
- 酒井 正人
- (東京都 / 建築家)
- サカイデザインネットワーク有限会社 取締役社長
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天井埋め込み型エアコンの注意点
やすらぎ介護福祉設計 斉藤と申します。
天井埋め込み型エアコンはダクトも天井内に隠れるため、スッキリとしたデザインになりますが、エアコン故障時に交換する場合、開口にあったエアコンのサイズが案外見つからなかったり、ダクト交換時に天井をはがすことが必要な点がデメリットです。
天井裏スペースが広く、点検口があれば天井内で作業もできますが・・
また、配管から水漏れしたり天井内と室内の温度差が激しいと機器自体に結露がおき天井から水滴が落ちることもあります。
画像は実際の天井埋め込み型エアコンから水滴が落ちる部分を撮影したものです。
壁付け簡易エアコンより慎重な設置が必要と言えますね(^^)
ご参考まで
回答専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
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すっきり感は大きなメリットです
天井埋め込みのエアコン、
すっきりしていいですよね。
ネックは、コスト。
比較すると大分違うのがわかります。
量販店などでも安く出していませんし。
また、配管が天井や壁隠蔽になるので、
良く打ち合わせをして、
点検口を設け、取り換えの時に対応しやすいように
しておきましょう。
それでも、時々設置するのは、
デザイン性を重視した、
たとえば、ギャラリーなどのような雰囲気にしたいという
ご要望があるとき。
あくまで見栄えにこだわるなら、
天井埋め込みか、
壁につけても、ルーバーなどで目立たないようにすることです。
参考に、天井埋め込みのダイニングキッチンの写真を
ご紹介します。
素敵なおうちができますように。
回答専門家
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記事制作に関するご相談
本田 明
工務店
12
ざっとこんな所でしょうか
メリット
1.インテリアがスッキリ
2.意外と何処にでも配置できる(多分壁掛けより自由度が高い)
3.2と似たようなことですが、広い部屋の場合、全体の気流を考えた適切な位置に配置することが可能
デメリット及び配慮しなければならないこと
1.コストが高い。壁掛けより値引率が少ないので定価設定以上にコスト差がある
2.工事費も高い
3.意外と大きいので照明器具との取り合いを配慮しなければいけない
4.最先端の細かい機能などは、壁掛けの方が沢山盛り込まれている(機種が少ない)
5.機械を交換するときにエヤコンの工事だけではすまない。
6.機械内結露水を排出するためのドレインアップ機能部分の掃除を気をつけていないと、埃によって排水管がつまり本体から水漏れを起こしたような状態になることがある。
7.天井ふところ、排水方向をちゃんと考えて設計しておかなければいけない。冷媒配管は多少自由は利くが、ドレイン(排水)配管は必ず水勾配をとる必要がある。
(現在のポイント:14pt)
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