ガレージ住宅の設計料、施工料について

「ガレージ住宅」というテーマで住宅の設計を考えるとき、その「ガレージ」は車を置くだけの車庫ではなく、ガレージに住むという感覚で、かぎりなくリビングや書斎などと同じような「居心地の良さ」を求める空間としてとらえることとなるでしょう。 「ガレージ住宅」だから設計料、施工費が特別割高になることはありません。 住宅の構造や規模、プランや材料の仕様により設計料や施工費は決定されます。 「住宅」は住まう人の趣味やライフスタイルを重視した空間です。 ぜひ夢を実現していただきたいと思います。

添付写真のガレージ住宅はAll About AOUT styleの特集にて紹介されていますのでせひご覧下さい「アーキテクトガレージ」

参考になりましたら幸いです。

ガレージ住宅、いいですね!

車も家族、といったイメージでしょうか。
僕も愛車に16年乗っているので共感できます。

さて設計料や施工費ですが、まず施工費に関しては、車を家に入れるということで構造が
木造ではなく、鉄骨造などになる場合は、木造に較べて費用が上がる可能性があるでしょう。

またそうなると、構造計算なども複雑になり、設計料としては通常の10%くらい高くなる
場合があります。

ケースバイケースなので、具体的に考える場合は、設計士に相談に乗ってもらうことを
お薦めしますよ!

八納啓造 拝

志田茂建築設計事務所 志田です。

ガレージ住宅といっても、メンテまでするという事で油圧ジャッキや特殊な装置を入れるとか、よほど台数があるとか、そうゆう事でない限り、それほど金額がUPするわけではありません。シャッターなど入口部分にはお金が掛かりますが。。

台数を多く入れる場合、、または、土地の間口が狭く車を入れるために、家の間口が全部あかないといけない場合、建物の構造が、鉄骨造または鉄筋コンクリート造としなくてはいけなくなる(場合がある)ので、そうゆう意味では、設計料、施工費ともに、金額はUPします。

どんなガレージを思い描いているのでしょうか。

大好きな車を、生活の一部として、四六時中目に入るような
ガレージとリビングが一体化した家・・・とか、
メカをいじるためのツールが機能的に配されたガレージとか・・・、
一口に「ガレージ住宅」といっても、いろいろな可能性が考えられますよね。

建物の工事費は建物の規模(床面積)や、使う材料や設備などと
職人さんの手間代と、施工会社の経費などで決まってきます。
設計料は工事費の十数%というように
工事費に対する割合で決めることが一般的です。

なので、ガレージ住宅を実現するのに、
建物の床面積が通常より増えるのであれば、
割高になるといえますね。

でも、例えば通常のビルトインのガレージをリビングの隣りにもってきて、
間の壁にガラスを入れて眺められる・・・といった程度なら
ほとんど割高にはなりません。

住む人の夢を、限られた予算の中で実現すべく
いろいろと知恵を絞りながら
全体の計画の中でコストコントロールをすることも
建築家の大切な役割だと思っています。

なので、夢を膨らませながら、
資金のことも考えてみてください。
あんがい、夢は間近にあるかもしれませんよ。

ガレージ住宅だからといってとくに設計料や施工費が上がる訳ではありません。住宅全体の予算の中で処理できる問題だと思います。

ただガレージのみを上部階と構造を変えたりすると、工事金額が上がってきますので気をつける必要があります。 横山彰人