- 塚本 有紀
- フランス料理・製菓教室「アトリエ・イグレック」 主宰
- 大阪府
- 料理講師
対象:料理・クッキング
- 黄 惠子
- (料理講師)
オー・ボン・ヴュー・タンのガトー・ピレネー
お裾分けに頂きました。
長い間、食べてみたいと思い続けていたお菓子です。
もう20年近くも前、河田シェフの本「フランス伝統菓子(中央公論社)1993年刊行」にそのレシピと作り方が載っていて、何度も何度も夢見心地で眺めたものでした。
バウムクーヘンと同じような作り方で、火にかざした串に生地を回しかけながら焼くとあります。
先日ロデヴに行ったときも見かけましたが、ピレネー地方(フランスとスペインの国境あたり)の地方菓子です。
ぱっと見るとまるでドイツのバウムクーヘンのようですが、食べてみると、全然違う味わい!
オレンジが心地よく香ります。
日本で思うバウムクーヘンのふんわりしっとりのお菓子ではまったくありません。少しがっしりめ。
ぱさっとしているようで、食べすすめるにつれしっとりした食感です(レシピを見ると、卵黄がかなり多いめの配合。黄色っぽいのもやはり卵黄由来のよう)。
素朴ながら、少し食べるとまた次の一切れに手をのばしたくなります。
とても味わい深いお菓子でした。20年振りの願いが叶ったような、うれしい気持ちです。
このコラムに類似したコラム
「今月のフランス焼き菓子」記事はバカンスのお菓子 塚本 有紀 - 料理講師(2013/08/15 23:08)
ワサブローさんのシャンソンを聞きに京都へ 塚本 有紀 - 料理講師(2013/05/22 19:40)
4月の製菓基礎講座にて 塚本 有紀 - 料理講師(2013/04/28 22:03)
フランス唯一の生デコ「フォレ・ノワール」を作る 2月の製菓基礎講座のお知らせ 塚本 有紀 - 料理講師(2013/02/01 20:42)
シャンパンのソースで 10月の料理連続講座にて 塚本 有紀 - 料理講師(2012/10/13 23:53)