- 中村 英俊
- 株式会社第一広報パートナーズ 代表取締役 広報コンサルタント
- 東京都
- 広報コンサルタント
対象:広報・PR・IR
- 中村 英俊
- (広報コンサルタント)
- 中村 英俊
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夕方のニュースなどで万引きGメンの取り組みなどが繰り返し放送されています。
万引きと言えば未成年が多いと認識していましたが、最近では長引く不況の影響か成人や高齢者というケースも少なくなく、むしろ増加傾向にあるようです。
少ない粗利を数多く売ることで商売が成り立っている小売店などからすると、その粗利が得られないだけでなく、売上額自体が失われることから被害は甚大であり深刻な社会問題になっています。
その中でメディアで万引きGメンなどの取り組みを繰り返し放送することで抑止力となるなど一定の効果はあると思いますが、”万引き”という表現が気になるところです。
”商品を棚から間引く”ということから万引きという言葉が出来ている様ですが窃盗罪であり、万引きという言葉から余り犯罪という感覚が薄れるのではないかと考えます。万引きは悪戯ではなく窃盗罪であることは言うまでもありません。
近年増え続ける詐欺罪の中でも「オレオレ詐欺」や「架空請求詐欺」、「還付金詐欺」などという具体的なネーミングではっきりと詐欺罪であることをアピールしていることもあり、万引きも例えば「店舖窃盗罪」などとしてあるゆるメディアに万引きからの表現変更を呼び掛けることも必要だと思います。
この様に古くから使われているから馴染みがある言葉でも、実態を表すにはそぐわない言葉は少なくなく、時代と共に表現方法も変えていく必要があるかと思います。
余り奇抜なものは合致すれば良いものの浸透しない可能性もあり、より実態に即した解り易い言葉に変換していく作業が必要と思います。日頃当たり前の様に使っている言葉でも、実態に即さない適切ではなくなってきている言葉がないかチェックしてみては如何でしょうか?
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