- 塚本 有紀
- フランス料理・製菓教室「アトリエ・イグレック」 主宰
- 大阪府
- 料理講師
対象:料理・クッキング
- 黄 惠子
- (料理講師)
芦屋「コシモ・プリュス」へ
兵庫県芦屋市業平町7番16
http://www.koshimo.net/
コシモとはシェフ小霜さんのお名前。
スモークサーモンのシフォンとベーコンのクッキー
おいしい! とても期待のできるスタートです。
添えられている赤い葉っぱは「あかざ」だそう。
あかざといえば思い出されるのが、ラングスティンヌ。日本では手長海老という言葉のほうが通っていますが、正式にあかざ海老と訳します(手長海老は淡水の小さい海老です)。
ラングスティンヌの色があかざに似ているから「あかざえび」というそうですが、でもそもそも「あかざ」自体がぴんと来ません。
しかし!
このあかざとラングスティンヌの朱色は、どうにも違うように見える・・・・!?
いかのマリネと白アスパラガス
アスパラは生でも十分に柔らかくおいしいもの。もうそんな季節が来たのかと思います。
ひらっと散らしてある丸い輪切りは、セルフィーユの根っこ。
サービスの方からその言葉を聞いた瞬間、飛び跳ねてしまいました。
ずっと食べてみたかったのです。
セルフィーユの根茎cerfeuil tubereuxは、「回帰してきた野菜legumes retrouves」の一つで、パリのマルシェには最近並ぶようです。思いがけず日本で食べられるとは、びっくりしました。
想像とは違い、強い香りや味ではありませんが、なかなか。次ぎはぜひ自分で料理してみたい!
いかの上にひらひらと乗っているのは、タイムの芽。ごく細くて、でもちゃんとタイムの味がするのです。
蟹ときゅうり、上には洋梨が乗っています。
手前のひらっとした葉っぱは、かたばみ。まさかカタバミが食べられるとは知りませんでした。
甘鯛の松笠仕立て
うろこはかりかり、身はふわふわ!
押し麦のリゾットに、オマールのフリット添え
フォワグラとフレンチトースト
鹿児島産黒毛和種のカイノミ
カイノミとは「貝の身」。貝の身の形をしていて、牛フィレの近くにあるのだそう。
脂もあり柔らかく、ぎゅっと濃縮した味で、とてもおいしいものでした。
りんごのミルフィーユ
繊細で、隅々まで神経の行き届いたおいしい料理でした。仕込みにどれだけの手間がかかっているかと思うと、頭の下がる思いです。
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