フランチャイズでの起業のポイント（４）加盟前の心構え

フランチャイズアドバイザー 2013-01-09 23:31

こんにちは。将来型会計事務所LBA　公認会計士・税理士・フランチャイズアドバイザーの岸井幸生です。

昨年末、新政権が発足し、デフレ脱却に向けて動き出しましたが、その効果はまだ先の話であって改善には時間がかかると思われます。

このような状況下、全くのオリジナルで起業するよりもどこかのフランチャイズに加盟して独立するケースが増えています。また、大量退職時代を迎え、第2の人生をフランチャイズで出店して頑張ってみようとする60代の方も増えています。

フランチャイズアドバイザーへの問い合わせで圧倒的に多いのは、フランチャイズ本部とのトラブルです。

そしてトラブルの原因は、「仕組みを事前に十分理解しないまま」「美味しい話や夢のある話に乗せられて」「分不相応な多額のお金を出し」てしまっていることがほとんどです。

トラブルにならないように、これからフランチャイズに加盟しようとしている方は以下の点を十分に肝に銘じて下さい。

加盟店は独立した起業家です

「就職」ではありませんので、加盟者が経営しなくてはなりません。私の以前の記事「サラリーマン根性の排除」も併せてチェックしてみてください！

リスクがあります

今までは失敗しても最終的には会社が責任を取ってくれたかもしれません。お客さんとの間の問題では加盟者がすべて責任を負います。フランチャイズ本部とはフランチャイズ契約でつながっているだけで守られているわけではありません。

収入は保証されていません

毎月一定の給与が貰えるわけではありません。フランチャイズ本部の協力を得ることはできますが、自分が稼がないと収入はありません。

契約は納得するまで理解する

何十ページにも及ぶフランチャイズ契約書類を提示されます。隅々まで読んで十分理解・納得したうえで加盟してください。フランチャイズ本部はトラブルになった時に備えて、本部有利な契約にしています。それを知った上で契約するのと知らずに勢いで判を押すのとでは後々のトラブル回避に全く対応や結果が異なってきます。とはいえ、慣れていないと意味がわからないのも無理はありません。本部やそれ以外の私のような独立のアドバイザーに聞いてみることをお勧めします。

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認定フランチャイズアドバイザー（ＦＣステーション加盟）
公認会計士・税理士
岸井　幸生
info@lba.jp

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