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対象:心と体の不調

茅野 分
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(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
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市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年04月19日更新

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低体温は万病の基!体を温めてガンにも負けない体づくりを(3)

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  1. 心と体・医療健康
  2. 心と体の不調
  3. 疲れやすさ

(続き)・・それでは何故、我々現代人はそれほどまでに低体温となり、手足などが冷え切ってしまったのでしょうか。その原因にはいくつかありますが、一つには我々を取り巻く「環境」の問題があります。例えば都市部を中心にコンクリートや鉄骨で囲まれ、我々の体からは四六時中、体温が奪われています。一説ではコンクリート製の住居によって、我々の寿命が9年も縮まっているということですから、戦慄さえ覚えます。

 

次に現代人は「ストレス」に見舞われているということが挙げられます。生きていく上でストレスは付き物ですが、仕事や私生活上の絶え間ないストレスはアドレナリンや副腎皮質ホルモンの過剰分泌を招きます。すると自律神経が交感神経優位となり、血管が収縮して血流が低下し、結果として体温が低下します。そのために代謝や免疫力、抗酸化力が衰えて様々な病気の誘因となるのです。

 

また動物である人間は体を動かしてこそ健康が維持できるのですが、我々現代人は機械化や交通手段の発達などによって極度の「運動不足」に陥っています。体を動かさない状態が日常化すると、筋肉が痩せ衰えて筋肉内の血流が減少し、代謝が低下します。その結果、筋肉からの熱産生が減少して体温が低下に向かいます。その帰結として脂肪燃焼が不活発となって太りやすくなり、糖尿病などの代謝性疾患を招きます。

 

運動と並んで大切な要素としては毎日の「入浴」があります。特に我々日本人は昔から、お風呂にゆっくり浸かることによって体を温め、健康を維持してきました。ところが最近は若い人を中心に、お風呂に入らずシャワーだけで済ます人が多くなっています。しかしシャワーを浴びるだけでは充分に体が温まらず、むしろ打ち水と同じ効果が出て体が冷えてしまいかねません。

 

一方で日常の「食事」も体温を左右する重要なポイントです。季節を問わず豊富な食材に囲まれ、我々の食卓は一見豊かになりましたが、実はそこには大きな落とし穴が潜んでいます。冷蔵庫や冷凍庫の普及、各種加工食品やインスタント食品の氾濫、農薬や化学肥料の乱用、栄養バランスの破綻、食事時間の不規則さ、さらには間違ったダイエットや過食によって、食事を原因として体温が下がる事態に我々は直面しています。

 

以上のように我々は低体温とそれによる不健康状態に陥る要素に囲まれて暮らしていますが、住宅などの環境面を除いては、食事や運動、入浴、ストレスなど個人的な生活上の問題であり、一種の「生活習慣病」としての側面を持っています。従って個々人が日常生活の中で工夫を重ねれば何とか対策を立てられる分野であり、決して解決不可能な事ではありません。それでは具体的にどのような工夫が必要なのでしょうか・・(続く)

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