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対象:心と体の不調

茅野 分
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市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年04月18日更新

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野菜も肉も食べてガンに勝とう!ガンと食事の新しい考え方(6)

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  1. 心と体・医療健康
  2. 心と体の不調
  3. 疲れやすさ

(続き)・・とはいえ、肉がガン発症の促進因子である点も無視する訳にはいきません。肉の中でも牛肉や豚肉などの四足動物はその作用が大きいので、特に最初のうちは避けた方が無難です。むしろお勧めは脂身を除いた鶏肉や白身の魚、青背の魚、貝類、それに鶏卵などです。魚介類はなるべく天然で新鮮なもの、鶏肉や卵はブロイラーではなく平飼いの健康的なものを選んで食べましょう。

 

調理方法にも工夫が必要です。肉や魚は焦げるとニトロソアミンという発ガン物質が生成されるので、焼き過ぎには気をつけなければなりません。加熱するならば蒸すのが一番健康的で、次に薄味で煮るのが良いでしょう。新鮮な魚介類は、可能ならば生で食べるのがお勧めです。野菜なども含め、およそ食材は生で食べるのが最も栄養素的に優れ、抗酸化作用などが発揮されるのです。

 

動物性食品以上に要注意なのは、実は「糖質」です。ガンはブドウ糖などの糖質が大好きです。ガンを早期発見できるPETという検査は、ガンがブドウ糖を取り込みやすいことを利用した検査です。実際に砂糖やお菓子、精製小麦を用いたパンなどの食品を多食すると、ガンが進行しやすいことが知られています。ガンになった人は、精製された糖質の摂取は厳に控えなければなりません。

 

星野式ゲルソン療法などではフレッシュジュースとともに「玄米菜食」が勧められています。玄米は白米に比べてビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富で、血糖値の上昇も緩やかです。小麦粉製品も同様に、「全粒粉」を用いたパンやパスタなどを食べるのが良いでしょう。ただ玄米も全粒粉パンも、炭水化物という糖質であることには変わりがないため、少量をゆっくり摂取するに留めるべきです。

 

以上をまとめると、ガン患者の食事としては、野菜と果物をとにかくたっぷり食べることが一番の基本で、効率が良い方法の一つとして野菜や果物のフレッシュジュースを飲むことが勧められます。また豆腐などの大豆製品や海藻類、キノコ類をよく食べ、玄米や全粒粉パンを少量摂取し、平飼いの鶏肉や卵、新鮮な魚介類を適量食べる、ということが毎日の食事の全体像となります。

 

そのような食事法によってもタンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素はどうしても不足しがちなのが現実です。そのような場合には適切なサプリメントの服用や、混合ビタミン、ミネラルの点滴、高濃度ビタミンC点滴などが有効な場合があります。ガンという難しい複雑な病気に立ち向かうためには、それに負けないような栄養素の補給が必要で、それを支える医療的な取り組みがようやく整いつつあります。

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