- 吉野 充巨
- オフィスマイエフ・ピー 代表
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:お金と資産の運用
昨日は、3つのETFで年間収益率の事例をご紹介しました。
日本で購入できるETFでの運用の場合、分配金の再投資ができませんので、私のソフトとデータはキャピタルゲインのみの収益での試算でした。
今回は、投資信託で再投資を行っているケースで事例紹介します。投資信託の場合には、為替レートの影響は基準価格に反映されています。
1.日本を除くアジア地区を対象とする投資信託を保有していました。この銘柄の主な対象先は中国です。購入は2000年12月15日で、私のポートフォリオが最も高い収益率を上げた2007年2月26日までの6年2ヶ月の年間収益は15.1%でした。
既に当該銘柄は日本を除くパシフィック諸国の指数ETF等に移行していますので、現時点の年間収益率はありません。当該銘柄は、私が5年以上保有する・したアクティブ・ファンドの中で有数の成績を上げたものです。
2.日本株式のインデックス・ファンドとして、トピックスに連動した投信のケースでは、2001年8月に購入して現在も保有しているものがあります。2007年2月26日の年間収益率は8.6%でしたが、2012年2月20には-2.6%に低下しています。当該投信がベンチマークとして置いているのがTOPIXですので、「無べなるかな」です。
3.ポートフォリオの中に1999年10月21日に購入した日本株式を対象とするアクティブ・ファンドを一つ置いています。当該銘柄は2007年2月26日の年間収益率8.5%で現在の収益率は-.8%です。インデックスファンドと変わらぬ収益率で、何のためのアクティブ・ファンドかと思う軌跡を描いています。
4.海外先進国の株式と債券を対象とするファンドがあり、こちらは2002年2月14日から保有し、2007年には株式は,年間収益率が7.8%、債券は8.6%で、2012年2月のそれは、-1.1%と2.5%に低下しています。
上記はいずれも、経済紙やマネー誌の中で、長期運用に相応しい投資信託として、紹介されるものです。それでも、このように、上昇・下落を繰り返しながら、保有期間中の収益率も変化いたします。
従って、長期の運用をする際には、上昇だけでなく、下落局面もあることを認識しながら、長期的に資産形成が可能な資産配分方針(アセット・アロケーション)をお決めください。
※これらの銘柄を含む私の資産運用(株式と債券)を、マイファンド(私の基金)として、運用を%単位で公開しています。
性質の違う、2つのポートフォリオがあり、一つ(A)は1999年から、二つ目(B)は2005年から運用を開始しました。Aファンドは、オーソドックスに国内外の株式と債券に資産配分しています。いわゆるバランスファンドです。Bファンドはこくなす外の株式を対象するもので、積極型のファンドと言われる配分に為っています。
Aファンドは、2007年2月26日の年間収益率は8.6%、Bファンドは26.2%でした。これを見て解るように、素人でも時と場合によっては、ヘッジファンド並みの収益率を出すことがあります。
ヘッジファンドの成績の案内書には、ある期間の収益率が掲載されている場合がありますので、購入の際には期間の長さと年間収益率をご確認の上、ご検討下さい。
なお、2012年2月20日時点の収益率はAファンドで-0.9%、Bファンドは-4.8%です。
詳しくは下記でご確認ください。
http://www.officemyfp.com/myfundreport-53.html
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文責
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー
吉 野 充 巨
独立系顧問料制アドバイザーの紹介
http://profile.ne.jp/w/c-64005/
http://www.officemyfp.com/komonryouseiadviser.html
『このコラム又は回答は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
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本コラムは、信頼できると判断した情報に基づき筆者が作成していますが、その情報の正確性若しくは信頼性について保証するものではありません。
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