【最強ビジネスモデル】「曖昧さ」の許容範囲。 - 新規事業・事業拡大全般 - 専門家プロファイル

星 寿美
プラウドフォスター株式会社 代表取締役
東京都
経営コンサルタント
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【最強ビジネスモデル】「曖昧さ」の許容範囲。

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 【最強ビジネスモデル】  2012.04.13 No.0355
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自分が見たい事しか見えない。
自分がフォーカスした事が拡大する。
だから「事実」はすべて自分が創り出しているし
現実は自分で創造できる。

まったく同じ状況でも
「ラッキー」と思う人と
不平不満を言う人がいる。

どう捉えるか、どう考えるか。
それが現実を作るということは、
もう誰もがよく分かっている事実。

自分の決断が経営を左右する。
経営者の方々をはじめ、
自分で人生を創造している人は、
その感覚がスタンダード。

そして最近、
気が付いたもうひとつのスタンダード。
それが「曖昧さ」の許容範囲。

誰にでも当てはまるような「曖昧」な表現は、
責任を取らなくていいので、
自分で決めない人たちは好んで使う。

しかし、
自分で現実を創造している人は
曖昧さを嫌う。

たとえば、
「自分の中から出て来た表現」の会話は
心底楽しいが、
一般論をいくら興じても
つまらないと私は感じている。

具体例として。

「目標は何ですか」と聞いて、

「すべての人が笑顔になる社会にする」

このような超曖昧な言葉以上の事が
まったく出て来ないような方もいる。

みんな笑顔がいいのは当たり前。

しかも、笑顔にすることは目標ではなく
結果論なのではないかと思う。

ただ、表現の違いかと思って、
もっと深く聞きたくて、
「そのために具体的に何をしますか」
「すべて、とはどういう事ですか」
「笑顔の定義は」
「そう思ったきっかけは」
「苦しみがあるからこそ、
 笑顔が輝くという側面もあるのでは」

などと訊いても
「平和な社会」とか「みんな笑顔」という
超曖昧な一般論(大前提?)の話しか
出て来ない。

このような会話は、
私にとっては、つまらない。

お題目のように唱えているだけでは
その社会が実現するとは思えないからだ。

その為に何ができるか、というような
具体的なアイデアや、その想いにいたった
その人ならではの具体的な体験談が、
私にとっては面白いし、
そういうことが分かるからこそ、
具体的に応援することもできる。

自分で決めている方々の話は
とても具体的で、
その人の体験から出て来た言葉で
聞いていて、とても面白いし
会話も弾む。

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■今日のまとめ

・耳障りのいい曖昧な一般論を
 いくら話しても、それだけでは実現しない。

・自分に責任を取れる方のスタンダードは、
 自分が現実を創造していると言う感覚。
 そして自分の考えに対する、
 曖昧さの許容範囲が極めて小さい。

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