当社では、宅建業法で説明が定められている「重要事項説明書」「売買契約書」とは他に、『物件調査報告書』を作成し、同時に説明しています。
その添付資料の中には、「重要事項説明書」では説明しないことや、物件そのもの問題というよりは、その地域、その場所の特色のような情報も載せています。
そしてこれらの情報は、不動産の専門知識や、経験値から育まれる洞察力が必要となる不動産の現地調査、役所・法務局調査などとは違い、誰でもその状況を理解したり、物件選びの参考にできる情報です。
その中から、ネット上で簡単に検索して閲覧できるものを、いくつかご紹介いたしますので、是非、物件選びの参考にしてください。
本日は・・・
『不審者情報』&『メールけいしちょう』です。
『不審者情報』は子どもを犯罪から守るための防犯パトロールなどに活用していただくことを目的として、周りの地域で発生している不審者情報を知ってもらう為に、警視庁が掲載している情報です。
掲載している不審者情報は、都内で発生したすべてのものを掲載しているわけではないですし、概ね3か月程掲載して、古い情報は随時削除されていっていますが、近くでどのような不審者情報があるか、最近になって多発しているものや、同一人物と思われる特徴など、知らないよりは知っていた方が注意できる情報です。
また、各地域で発生した「犯罪発生情報』や犯罪を防ぐために必要な「防犯情報」等をメールでお知らせする『メールけいしちょう』があります。そして、その過去の情報を掲載した『メールけいしちょうストック』というものもあります。
事件などの情報がタイムリーに来て、事件などの発生場所付近を地図情報で配信してくるので、どこでどんな事件が起きているのか、場所や犯人の特徴をピンポイントで注意できます。
物件情報のイロイロ【犯罪マップ】 では、その地域を広範囲に色付けした「犯罪発生マップ(http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/toukei/yokushi/yokushi.htm)」の情報でしたが、上記の2つは、具体的な情報となっています。
また、「犯罪発生マップ」の情報について、あくまで参考なので現地での聞き込みと、ネット情報との照合の大切さも謳っていますが、その聞き込みの中で、ピンポイントな犯罪情報を誘い水にだしてみると、その地域の地域情報をアレコレと話し出して教えてくれたりします。
これは、購入・入居後でも、お子さんがいらっしゃる家庭などは有意義な情報ではないでしょうか。
『警視庁管内不審者情報』
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/seian/fushin/index.htm
『メールけいしちょうストック』
このコラムの執筆専門家
- 藤森 哲也
- (不動産コンサルタント)
- 株式会社アドキャスト 代表取締役
将来必要なお金を把握せずに、家を買うのって怖くないですか?
売ってしまえば終わり・・・になりがちな不動産業界の現状に疑問を抱き、不動産購入には欠かせないお金の勉強をスタート。FP資格を取得。住宅購入に向けての資金計画、購入後の人生設計までトータルにサポートする「一生涯のパートナー」を目指しています。
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