- 塚本 有紀
- フランス料理・製菓教室「アトリエ・イグレック」 主宰
- 大阪府
- 料理講師
対象:料理・クッキング
- 黄 惠子
- (料理講師)
先週、大阪伊勢丹のサロン・ド・ショコラに寄ってみました。
ぐるっと見ていると、パティスリーサダハル・アオキでは、抹茶のどら焼きを焼いています。
どら焼きとマカロンだなんて! うふふ・・。おかしくなってしまいます。
「中にはマカロンが入っていて、ぐにゅっと中のガナッシュが溶けるのですよ。温かいうちにぜひ!」
と、売り子さん。つい、買ってしまいました。
この日じつは買いたかったのは、セバスチャン・ブイエSebastien Bouilletの口紅の形をしたチョコレート。でも立ち寄った時間が遅かったので、もうありません。そこでボンボンの詰め合わせにしてみました。
パプアジー(左下)とパレ・アルジャン(右下)は、ともに70%のチョコレートを使ったガナッシュ入りです。
とてもなめらか、コーティングもほどよく薄くて、心地よい溶け具合です。
ガナッシュからは少し癖のある香りがします。お酒由来ではなくて、たぶん純粋にチョコレートの持つ個性なのだと思います。こういうチョコを食べると、「高いお金を出した価値があった!」と思います。
私はブイエさんのポップさ加減が好きです。東京にもお店があるよう(まだ行ったことがありません)。
エルセイボELceiboのチョコレートを頂きました。ボリヴィアのチョコレートです。
最近とみにご活躍のチョコレート鑑定家クロエ・ドゥートレ・ルーセルさんとのコラボなのだそう。
75%のタブレットは、口に含んだ瞬間赤い果物fruit rougeを感じます。そしてすぐ後に強い酸味を感じるのですが、そのまますっとお醤油の風味に! 強い個性です。
「えぇぇ、お醤油?」とお思いでしょう。でも本当です。しかも、瓶を開けたてのお醤油の香りがします。
これはスタッフ久我もまったく同意見なのです(私は断じて誘導していません)。
もう一つの「カカオニブとウユニ湖の塩」入りは、これまたとても面白く、後ひく味わいです(とても、とてもおいしい)。
ともに万人受けするとは思いませんが、食べ慣れている人にはきっと非常に魅力のある味わいです。他にもいろいろ食べてみたいと思わされます。
さてこちらもバレンタインの贈り物に頂戴しました。うふふ。
クリスチャン・カンプリニChiristian Campriniさんのチョコレート。プロヴァンスに本拠のあるMOFの方なのだそう。
なんて端正な佇まいなのでしょう。ずっと眺めていたい気持ち(と言いつつ、速攻口の中に)。
ビターオレンジのジュレとガナッシュの組み合わせのチョコレートが多く、その鮮烈な香りからは
「南の味がする!」。
みなさんと分け分けしていただけて、よいバレンタインでした!
さて、どら焼き。
うふふふふ、な味わい! おいしかったです。
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