- 牛田 雅志
- ブレインリンク・コンサルティング株式会社
- 税理士
対象:会計・経理
経営理念は経営者自身の自己理念の上に形成されます。
自己理念とは自分がとても大切に守っている心情や行動基準です。
すなわち、自分が大事にしていない理念を経営理念に掲げても、泥の上に建てている家と同じで、見掛け倒しですぐに倒れてしまいます。
自分の腹に据わっている理念から築き上げた経営理念でなければ「嘘っぱち」の経営理念となり、まず経営者自身が守りません。
経営者自身が守らない理念をどうして社員が守るのでしょうか。
経営理念は他人の作った言葉を持ってくるのではなく、自分自身の言葉で創らなければならないのです。また、個人の夢や希望は年を経るごとに進化向上していきます。それに伴い自分の大切に守っている理念も進化向上していきます。したがって、当初掲げた経営理念と現在の自己理念とに乖離が生じている場合があります。
経営理念も進化向上していくものです。
自己が変革していく中で絶えず経営理念を見直し、必要とあらば今あるすべてを忘れ新しい経営理念を創ることが必要です。
自分自身を含め社員全員が大切に想う経営理念を創ることは、経営者の大切な仕事です。