- ドクトル・ホリコン 堀内智彦
- 株式会社グリップス 企業ドクター
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
会社の病気を治すホリコンです。
「解答例」
工場長の判断は、原価計算上は正しいが、工場の稼動率とキャッシュフローを考えていないので的確とはいえないのでは?
稼動率が低い場合は、限界利益が1円でも発生したら受注を受けるべきなのです。
ここでもやはり、“限界利益思考”がポイントです。仕事がなくて余裕があるならば、社内の積算基準で赤字であっても、この仕事を受注すれば、M社のキャッシュフローは、(10-5)=5万円増加します。時間内で社内の人員で済ませることができるならば原価計算よりもキャッシュフローを優先すべきです。従って、この受注を断るのはもったいないことになります。
それから、せっかく営業マンが引合いをもってきてくれたのに、彼の立場的にも、モチベーションの維持としても、決してよい判断ではないと考えられます。
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