年収130万円の壁と年金改革案 - 公的年金・年金手続 - 専門家プロファイル

森 久美子
エフピー森 代表 
神奈川県
ファイナンシャルプランナー

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閲覧数順 2024年05月10日更新

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年収130万円の壁と年金改革案

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 こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの森久美子です。

 お金のことは、よく分からないからとあきらめてはいませんか。お金と上手につきあって、ちゃんと暮らしたいと思っているあなたの「マネー力」をつけるためのコラムです。

 

 厚生労働省の年金改革案が明らかになりました。中でも注目は、パートやアルバイトで週20時間以上働く人も厚生年金の加入が認められる内容になっていることです。

 

 パートやアルバイトで働く人が健康保険・厚生年金保険の被保険者となるか否かは、働く日数や労働時間・就労形態・仕事の内容などを総合的にみて判断されます。

 

 その目安のひとつとなっているのが、労働時間です。

 現在は、労働時間が正社員の約4分の3(週30時間)未満だと厚生年金に加入することはできません。

 

 今回の改革案では、対象を雇用保険の基準と同じに週20時間以上に広げる方向です。

 

 ところで、夫が勤務先で社会保険に加入している場合、妻の年収が130万円未満だと、国民年金の第3号被保険者となり、また夫の健康保険の被扶養者となることができます。

 よく130万円の壁と表現されるものですね。

 

 それでも、妻の年収が130万円未満であっても、労働時間・労働日数ともに正社員の約4分の3以上なら、「夫の扶養」からはずれなければいけません。

 

 つまり、改革案どおり「週20時間以上」になると、130万円の壁はあってもないものと同じになりますね。

 厚生年金の保険料は、企業と折半になるため保険料負担の増える企業の反対も予想されるため、簡単に実現にこぎつけるかは不透明です。

 

 それでも、そろそろ目先の損得に惑わされない働き方を選択していく時代がきた、と言えますね。

 

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