震災のあと(1)~行動を起こす2つの気持ち - 対人力・コミュニケーションスキル - 専門家プロファイル

高野 まゆみ
コミュニケーション・ファーム 代表
東京都
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閲覧数順 2024年04月26日更新

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震災のあと(1)~行動を起こす2つの気持ち

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 先日 友人は「震災支援の募金活動をしたい!」そう言って                                             12時~17時まで 3日間と決めて                                                             新宿駅前に募金箱を持って 呼びかけをしました。 

私も応援に行き、緑色のジャンパーを着て、少しの気持ちのお手伝いをした時                                  3日目だった友人は、声はかすれて太くなっていて                                                   でもそこに立っている姿は 愛情の人、そう感じました。

 その前に、震災のチャリティイベントに行って、聞いた話を紹介します。(ゲストスピーカーはまさみちさん。)

「子ども達の学校には よく 『人の気持ちを大切に』 『助け合い』
などという標語が 貼られていますね。

それを 大人皆んなが守るだけでも 社会は 変わります。
正しいことを 正しくする

普段の生活を どれだけ正しくできるか 今、問われていますし
我慢を共有すれば 原発はいらないということも あるでしょう。

私達が 何かの選択をするとき、気持ちの源は2つあります。
それは 愛情からの選択をするか、
怖れからの選択をするのか、です。
1つ1つ なるべく愛情からの 選択をしましょう。

愛情からの選択をしたときは、
自分の中に 喜びや充足感があって、自分をほめられます。
そして、今の愛の選択が 自分の過去になって 蓄積されます。

今地震災害の状況の中で たくさんの人達が 愛の選択をして行動しています。
自分のことはちょっと我慢しながら 周りの人のことを 思いやって行動しています。

そこまでの極限までいったら 他人を思いやれる・・のではなくて

それを 普段どれだけ 出せるか、

そこが大事では ないでしょうか。
皆さんで 愛情からの小さな変化を 作っていきましょう。」

*カウンセラー(陰陽師26代目)まさみちさん
HP はこちら

前半は そんなお話でした。
日常でも 不安や心配 怖れを感じる場面が 出てきます。
たとえば こどもが「もうこんな時間!遅刻しそう。」と、あわてる不安の気持ち。
親の「早く行きなさーい!」の声。

そう言った時は、怖れからの行動です。
こどもを早く 家から送り出せば、親は 少しほっとしますが
その不安は 子どもがそのまま抱えることになります。
「遅刻しそうだ・・するかも。」と。
結果的に 怖れの気持ちを こどもに渡していて
自分も 怖れからの行動が 過去の自分として蓄積されます。

震災後の今は、「命があって、良かったね。」
そのことを 有難く感じて お互いに喜びあって
抱き合う家族の姿が ありました。
1個のおにぎりに感謝する心。

同じように 生きている 同じ命。
家族が生きていることが 大きな感動・・・そう捉えることもできます。
~~してはいけない。~~させては大変。
という 小さなこだわりは ありません。
もっと大きな もっと大事な所を見ています。

今 その気持ちのまま 人と人とが関わりあっています。
日常生活はまだまだ厳しく 大変な状況が続いていますが、

その中でも
こどもたちは 大人の優しさを感じ
大人を見ながら 今できることを 自分でも考え始めています。

お年寄りのところに 小学生が グループでやってきて 言いました。
「肩をもみに来ました~!」
人の優しさを感じているこども達は 人に優しくなれます。
愛情からの行動の選択が 人をつないで 受け継がれていきます。

その環境の中で こどもたちの主体性も 自然に育ちます。

あなたは どう思われますか?
地震が起きたという 目に見える出来事と同時に
目には見えませんが 人の気持ち、意識が どう変わったのかを 感じていたいと思っています。
(出来事と感情を 区別して考えます。)

「時間ぎりぎりだけど、寄り道しなければ きっと大丈夫。
間に合うことを祈ってるよ。
でも 車には気をつけてね。お母さんは あなたのことが 一番大事だから。」

日本人らしい本来のあり方と気持ちが 広まりますように・・・
大人が 目の前の人を気遣い 大切にする姿を見せていく
学校に貼ってある標語のように。

震災の中 励ましあい 地震からの教訓を受け取って
愛情からの行動を選んでいきましょう。どうぞ ご一緒に♪

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