
- 中沢 努
- パンセ・ソバージュ・アンド・カンパニー 代表
- 東京都
- コンサルタント・研修講師・講演講師
対象:人材育成
現在の日本企業にいる管理職のうち、8割くらいは失格です。
なぜか?
★ 基礎力がないんです。
★ 人間力が足りないんです。
★ 基礎力や人間力があっても、それを前面に出さない/出せない人が多いんです。
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・人事評価で「やった人」と「やらなかった人」の差をつけねばならないのに、なかなかつけられないAという管理職がいた。
・マイナスの評価をつけた部下にその理由をきちんと説明しなければならないのに、どうも歯切れの悪いBという管理職がいた。
・新人事制度が導入され管理職としての人材育成能力がシビアに問われるようになったが上手くできず育たず、頭を抱えるCという管理職がいた。
Aは評価スキルの研修を受け、Bはフィードバックスキルの研修を受け、Cはコーチングスキルの研修を受けた。
しかし、いずれもその研修内容を生かせずにいた。
・Aは自信を持って差をつけた評価を下せなかった。
・Bも自信を持って自分の評価結果を部下に伝えられなかった。
・Cも部下たちをぐっと惹きつけることが出来ずにいた。
人事部長は3人が研修で学んだスキルを生かせずに悩んでいる原因が分からなかった。
でも私は分かった。
3人とも
「組織とは何なのか」
「仕事とは何なのか」
「組織の中で働くということはどういうことなのか」
という「そもそも論」が分かっているようで実は分かっていなかったのである。
教科書的な能書きではなく、その人自身の人生観に基づいた「組織観」や「仕事観」が希薄だったのである。
(出典)http://profile.ne.jp/w/c-42917/
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日本企業に「そもそも論」が分かっていている管理職はいます。
「人生観」を確立させた管理職もいます。
でもどこかひ弱なんです。
どこか偏っているんです。
会社の論理、資本の論理、金儲けの論理に馴染みすぎているんです。
だから唯物的な社会に抗えない。
そんな自分に気付いていても戦わないし、戦おうともしない。
だからといって、思想的/人生哲学的に考え抜いた結果として今の世の中を是認している訳でもない。
ただ「何となく」生きている。
その延長線上で「何となく」会社生活をこなしている。
そんな大人が多いような気がしてならないのです。
最後に「日本企業の管理職の8割は失格である」というタイトルは、読者の目を引き付けるための誇張表現であることをここに告白させて頂き、本日の結びとさせて頂きます。
(中沢努「<深く考える>序開き」から抜粋)
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