●夫婦にとっての子供 その3 夫婦間の問題のシグナル
その1で「子供の感情は夫婦間の感情そのもの」という話をしましたが、それをもう少し多角的に見ていきましょう。
子供の感情は、夫婦間の感情を通じて態度や行動や現象として現れて来ます。
例えば、とても怒りっぽい子供がいるとします。
もちろん子供のもって生まれた性質というものもあるかも分かりませんが、どちらかというと、夫婦のどちらかが感情的になりやすく、パートナーにその感情を受け止めてもらえていない状況がパターンとしてある場合に出て気安くなります。
また、子供が家にこもりがちの場合は、夫婦のどちらかが、頑張り屋さんでとてもポジティブで、パートナー間だけでは、そのパワーを受け取りきれない場合に起こったりします。
これは家族関係の心理学をベースにしてお話していますが、シンプルにいうと夫婦間で受け取りきれない関係性が子供にそのまま出ているといえるでしょう。
そういった意味でも、子供の感情や様子を1つのシグナルとして、夫婦間の関係性を見つめてみてください。
これまで多くの場合、夫婦間の関係性が改善されると子供からその症状が消えていっています。
このコラムの執筆専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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