●夫婦にとっての子供 その1 子供の感情はパートナーシップそのもの
今回から、夫婦にとっての子供という存在についてお話していきます。
というのも、住まいづくりを考える上で、夫婦にとっての「子供」という存在を明確に意図できるかどうかは、とても重要だからです。
(またこのコラムで出てくる子供というのは、年齢に関係なく、赤ちゃんであっても青年であってもご自分と子供との関係だと認識して聞いてみてください。話のベースは小さな子供で書いていますが、青年であっても一緒です。そのように見ると多角的に見えてくると思います。)
まずお話しするの「子供の感情は夫婦のパートナーシップそのもの」ということ。
いきなり深い話に聞えるかも知れませんが、子供のおられる方でしたら少なからずピンとするのではないでしょうか?
例えば、子連れで住まいづくりの打合せにくるご夫婦を見ていると良く分かります。
というのも、住まいづくりの話し合いで、夫婦間の意見がぶつかり合う時に子供はそれを察知してぐずり始めたり、意識を自分に向けようとして反応しはじめるから
です。反対に、話し合いがとてもまったりといい感じで進んでいる時は、静かに絵を書いていたり、寝ていたりします。
多くの夫婦が「子供の感情が高ぶったりするのは単にぐずりたいから」と思っていますが、家族心理学的に言うと、「子供の感情は夫婦間の間に揺れている感情そのもの」であったりします。
こういった視点で、子供の感情をとらえると、自分たち夫婦の間ではなかなか感じ取れなかった感情のシグナルが見えてくる可能性もあるでしょう。
このコラムの執筆専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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