- 深井 貴明
- 商売設計株式会社 感性マーケッター | セールスコピーライター
- 広島県
- マーケティングプランナー
対象:ビジネススキル
- 吉武 利恵
- (人の印象の専門家)
- 牛山 恭範
- (ビジネススキル講師)
今回は少し指向を変え、便利さについて話をします。
以前、経営者の集まりでお酒を飲んでいたとき、
造園関係の会社を営んでいる社長が、こんな話をしてくれました。
「最近は便利になって、現場で困ったことが起きると、
携帯で写真を送ってきて社長の私に判断をあおぐのですよ。
以前は現場の人間が判断していたのにね。
便利になると、人間は考えることをしなくなるんですかね」
私は、この話に強い関心を持ちました。
そういえば、と思うことが私にも多くあります。
私は、パソコンを使うようになって、 手書きで文章を書くのがおっくうになり、漢字を思い出せなくなりました。
手書きで手紙を書くときは、時間がかかります。
経理でいえば、以前は電卓で計算し、それよりもっと前はそろばんで計算していました。
今は、数字を入力するだけでコンピューターが自動的に集計してくれます。
そもそも便利とは、人間が頭や手を使って行っていたことを、機械が代わりにしてくれることです。
そのおかげで、1時間かかっていたことが、10分で行えるようになます。
それが便利さの恩恵というものです。
しかし、使わなくなったものは、しだいに忘れていきます。
考えていたことを考えなくなり、手作業していたこともしなくなります。
便利になることで、人は能力を失っていくのです。
では、便利になることで仕事や生活に、ゆとりは増えたのでしょうか?
いいえ。むしろ忙しくなっています。
長時間労働や過労死が問題視されるほど、時間にゆとりがありません。
社長さんは続けてこう話しました。
「便利になったおかげで、社員はメールを送るという手間を増やし、私からの判断を待つようになりました。
私は私で、判断することが急激に増えましたよ。 前の方が楽で良かったですよ」
何気ない会話でしたが、便利さの抱える問題点を垣間見た例だと思います。
便利さとは何なのか。今一度考えてみるのもいいかもしれません。
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