【書評】読まれるための文章読本(扇田 麻里子) - 問題解決力 - 専門家プロファイル

金指 善孝
ひらめきプラス研究所 代表
東京都
大人の学びコンサルタント

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閲覧数順 2024年12月01日更新

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【書評】読まれるための文章読本(扇田 麻里子)

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書評

こんにちは。

Kindle書籍「1日5分で身に付くデキる人の速読術」の著者金指(かなざし)善孝です。

 

Amazonレビューを更新いたしました。(ニックネームは「電子書籍学びコンシェルジュ」です)

参考にしていただければ幸いです。

 

初めて執筆するときに突き当たる壁を事前に回避できる本!

文章を執筆していると不思議と手が止まります。
アイデアは既に頭の中にあるのに、筆が先に進まないことが良くあります。

それは、文章を書くルールを知らないからなのです。
私も処女作の執筆するときにはとっても苦労しました。とっても苦悩しました。
正直、執筆前にこの本に出会っていればと後悔すらしています。

私は大量の読書をしています。
「文章の書き方」を学びたいと思い何度も大型書店に足を運びました。
独自で開発した速読術によってほぼ全ての本に目を通すことが理論的にできるからです。

しかし、何度もチャレンジしましたが、毎回途中で挫折をしていました。
「文章の書き方」の本は正直つまらないのです。
どうしても文章が立体的ではなく平面的に感じてしまのです。
学ぶべき項目が多すぎて結局どこから手をつけて良いのか途中で頭が混乱してしまいました。

コンパクトに文書の書き方を学びたい。できれば安価に。
そんな方にこの本は強くオススメいたします。

ここでの、執筆とは書籍の執筆をさしています。
メルマガやソーシャルメディとよりはるかに高いレベルの文章力を求められるからです。

しかし、普段からメルマガなどの文章を書く際に、この本に書かれていることを意識していれば
執筆時の作業もかなりすんなりいくことでしょう。

「読みやすい文章」とか「分かりやすい文章」という表現をよく見かけます。
実は、必ずしも上手い文章が良いという訳ではないのです。

読み手(読者)のイメージに残る文章・心に響く文章を書けることが重要なのです。

この本は「基礎編」「応用編」「漢字編」と3つの章から成り立っています。
基礎編は2つの「禁じ手」5つの「コツ」が文例と詳しい解説とともに説明されています。
ここで文章を書く際の注意点を学びましょう。
そして、応用編で実践的な文章の事例を用いて無意識に注意できるレベルに自分を変えていきましょう。

文章は書き上げて終わりではありません。書き上げた時点がスタート地点なのです。
つまり「推敲」によって「ことば」を磨く作業が一番重要なのです。
この本では7個のコツを紹介が紹介されています。

常に推敲すべきポイントを確認しながら行うことができれば、推敲の質が均一化されます。
どのポイントに注意して推敲をすれば良いかを身体で学ぶことができます。

今の時代は本当に便利です。この文章を含めてパソコンを使って文章を書くことができます。
漢字の変換もパソコンソフトが自動で変換してくれます。

しかし、その反面、漢字に関する知識の衰えを感じているのは私だけでしょうか。
最終的な判断を行うのは人間です。よって、基本的な漢字の使い方はきちんと記憶しておくことは文章を書く上ではとても重要です。

最後の「漢字編」では良く使われそうな漢字の使い方がが説明されています。
これらは何回も何回も読みながら習得していくのが良いでしょう。
違いをイメージしながら、ペンキを重ね塗りするように身体で覚えていくのです。

私は日頃から「読まなければならない本は無い」とお伝えしています。
この本質的な意味は、「読みたいと思った本を読むべきだ」ということです。

しかし、これから文章をきちんと書いていきたいと思っている人はこの本は読んだ方が良いと思います。
もちろん、文章力に自信のある人は不要ですが。

恐らくこの本に書かれている内容は文章術のプロの方にとっては初歩的な内容でしょう。
しかし、初歩的ということはコアなスキルだと言い換えることもできるのです。

まずは、文章のコアスキルを習得してしまいましょう。
この本を参考に沢山の文章を書いていくのです。

頭で理解しただけでは、伝わる文章は書けません。
文章力には瞬発力というスキルが重要だからです。

この本は、きっと私の今後の執筆能力を飛躍的に向上させてくれる一冊となることでしょう。

 

Amazonレビュー一覧はこちらからご覧いただけます。

 

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