
- 森本 直人
- 森本FP事務所 代表
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
-
050-3786-4308
対象:家計・ライフプラン
- 吉野 充巨
- (ファイナンシャルプランナー)
- 吉野 充巨
- (ファイナンシャルプランナー)
報道によると、2011年度の予算編成で、
基礎年金の国庫負担割合を50%にするための財源2.5兆円を
確保できる目途が立っていないとのこと。
埋蔵金もほぼ枯渇してしまったそうです。
最近は、主要都市の地価に、底打ちの兆しもあり、
資産のデフレは、次第に収まりつつあるようですが、
何しろ、年金不安が払しょくされないため、
お金を貯め込む人が増えて、消費者物価や賃金の面での、
デフレ傾向は、まだ止まりそうもありません。
したがって、税収の自然増も期待薄です。
政府は、この前の選挙の時に、
消費税増税で年金の財源を確保しようとしましたが、
結果として、選挙で大敗してしまい、話が立ち消えとなったため
今は、八方ふさがりの様相です。
ちなみに、一般生活者として、理解しなければならない
ことは、政府は、年金を削減する(あるいは増税をする)か、
国債を増発するか、の二者択一を迫られているということです。
どちらの方向に舵をとるかは、今の段階では、分かりませんが、
いずれにしても、くらしを守るための備えが必要です。
もし年金削減の方向に舵をとった場合は、
年金の支給開始年齢の引き上げ、例えば、65歳→70歳など
が予想されますので、その分、自主的に老後資金の準備をして
おかなければなりません。
一方、もし、国債を増発する方向に舵をとった場合は、
金利が急上昇する可能性に注意しておかなければなりません。
円預金をたくさん持っている方は、金利が上がったら嬉しい
と思うかもしれませんが、その時点で、おそらくインフレ状態に
なっていますから、あらかじめ外貨や不動産などに交換しておく
必要があるかもしれません。
変動金利で住宅ローンを組んでいる方も要注意です。
今後の動きを見守りましょう。
このコラムの執筆専門家

- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
「くらしを守るマネー管理術」のコラム
老後2千万円必要は本当か(2019/06/10 17:06)
今年1年を振り返って(2016/12/22 18:12)
あなたの担当FPに確認すべき5つのこと(2016/11/30 16:11)
投資をしない理由(2016/10/28 17:10)
個人型確定拠出年金はなぜ普及が進まないか(2016/09/20 16:09)
このコラムに類似したコラム
米国債、初の格下げ 渡辺 行雄 - ファイナンシャルプランナー(2011/08/07 21:57)
ゆとりある老後生活費 辻畑 憲男 - ファイナンシャルプランナー(2011/03/09 22:00)
物価上昇時代が近づいています 森本 直人 - ファイナンシャルプランナー(2014/05/02 18:42)
ゆとり生活への道しるべVol4更新しました。『週一のお金会議が継続の秘訣』 寺野 裕子 - ファイナンシャルプランナー(2014/04/07 00:18)
「もったいない!?205兆円」 荒川 雄一 - 投資アドバイザー(2014/02/21 19:37)