- 常木 清行
- 有限会社常木工務店 代表取締役
- 静岡県
- 工務店
対象:新築工事・施工
ご年配の方のために、単なるバリアフリーというだけでなく、導線、温度、湿度、そしてご訪問の方との楽しい時間まで考えた”ぬくもり”が伝わる家を、藤枝市の自然豊かな街道沿いに建築中です。
(2)環境に配慮した地元の木材を積極的に使用しています
-柱に「富士山桧」というのがかかれていますが。
(親方)
これは地元の木です。
植樹まで全部考えて伐採をするなど、山やリサイクルも考えた木です。
-こちらの家で使っている木は桧ですか。
(親方)
そうですね。土台や柱、それから”すじかい”なども桧です。
杉材も静岡県の優良木材を使っていて、これは抽選になるのですが、補助金がでます。
それから、床材は「さくら」です。
すわる場所は、暖かい感触の桧も使っています。
-すごく高そうですが。
(親方)
実はそうでもないんですよ(笑)
-あちらに見えるのは断熱材ですね。
(親方)
はい。
夏も暑くならないようにかなりしっかりと入れています。
もちろん、屋根にも入れていきます。
-それにしても風通しがいい家ですね。
(親方)
はい。
風が抜けるように考えて設計しています。
縁側もつけていますが、風や光を感じながら気持ちよく生活していただけると思います。
-大勢のお客様がきても、楽しい食事ができる広さですね。
(親方)
ふだんは少人数での生活ですので、その状態で快適であることが求められます。
そして、お孫さんが来られた場合、来客があった場合にも快適でなければなりません。
そういった人数の変化に対しても柔軟に対応できる間取りになったかと思います。
-湿気対策はいかがでしょうか。
(親方)
この家は塗り壁なのですが、サイディングなどで行われている”通気工法”になっています。
これは、湿気対策に効果的な方法です。
外側の壁と内側の壁の間に空気が通る道をつくって、その空気が上方向に動いて換気されますので、結露などを防止します。
-屋根のところにも小さな穴がいっぱいあいていますね
(親方)
あれが、空気の抜ける穴です。
-いろいろな細かい工夫がされていますね。完成が楽しみです。
(親方)
はい。
外観についても、平屋にも見える大きな屋根の家で、シンプルでモダンな印象になっています。
このあたりは自然も多いので、周囲のお住まいの方にも”ぬくもり”を感じていただける家になればと思います。
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