- 新谷 義雄
- 行政書士しんたに法務事務所 行政書士 1級ファイナンシャル・プランニング技能士
- 京都府
- 行政書士
対象:年金・社会保険
確定拠出年金制度の導入準備~スタートまでの概略は前回までのコラムをご参照ください。今回は制度として動き出してから、新たに社員が入社した場合の手続きを想定しました。
1 年金専用口座の登録(氏名・性別・住所・ログインパスワードなど)→レコードキーパーへ送付
2 従業員セミナーの実施
3 「指定配分書」「従業員の同意書」などを回収
4 掛け金の納付
と、新規加入者が確定拠出年金制度に加入し、自己の年金資産を管理・運用する流れになります。
1の年金専用口座の開設時には確定拠出年金の概要・運用商品・テキスト・コールセンター等の年金制度加入時の利用ガイド一式を送付される場合が一般的です。新入社員さんは事前に運用教育の予習をしておきましょう。
新入社員の投資運用教育も既存の社員のセミナーと同様ですが、運用経験の差でカリキュラムに差を付ける事が考えられます。また、社内講師制度などを置く場合は確定拠出年金のフレキシブルな制度利用や、相談のしやすさ、モチベーションアップなどにも利用できそうですね。特に新入社員の入って来る4月前後は手続きや、投資教育セミナーの実施など事前に準備しておかなければいけません。
また、新入社員のみなさんも年金制度を通じて様々な事を学ぶと思います。手続きで必要な書類の準備や、遅延で会社に負担をかけない配慮が必要でしょう。
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