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対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
銀行の住宅ローン戦争が、再び激化してきました。
08年のリーマンショック後、世界的な金融危機の余波により、
住宅ローン市場は低迷の一途となりました。
個人の住宅購入に対する姿勢が慎重になり、
誰もがお財布のヒモをキツく締めるようになったわけです。
同時に、銀行も多大な不良債権を抱えるようになり、
この1年は特に損失処理と財務体質の改善のために
必死になっていたわけです。
当然、住宅ローンの審査も厳しくなる一方でした。
しかし、金融危機が落ち着いてきた頃には、
今度は借り手が少なくなったことでの悪影響が出てきたわけです。
企業の考え方は、新たな投資に消極的になるばかりで、
いくら銀行がお金を貸したくても借り手がいません。
仕方ないので、銀行は余ったお金を国債購入に回すしかなくなり、
預貸率はどんどん悪くなるばかりです。
そしてこの流れが、
新たな住宅ローン戦国時代の幕開けとなりそうです。
銀行は、住宅ローン審査基準は以前より厳しいものの、
審査に通過したお客様への金利優遇サービス幅を、
一部金融機関において再び拡大させているのです。
これから住宅購入の方には嬉しい悲鳴ですが、
特に注目すべきは、ネット銀行群のサービス拡大です。
例えば、私も最近注目しているのが、
住信SBIネット銀行です。
9月の優遇金利は0.975%
これ、一時期のメガバンク並みの低金利になります。
しかも、8大疾病保障付き団体信用生命保険に加入でき、
なんと保険料は無料です。
通常、3大疾病保障付でも保険料上乗せになるものですが、
これはちょっと驚きです。
ただ、手数料が通常に比べかなり高いのがネックだったり、
手元資金(自己資金)が多くないと対応しにくかったりもします。
メリット・デメリットをトータル的に見ていく必要がありますが、
以前に比べ、利用者の選択肢が明らかに広がっていることは、
嬉しいことですよね!
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