
- 山藤 惠三
- 有限会社エスオープランニング 代表取締役 クリエイティブディレクター
- 東京都
- クリエイティブディレクター
対象:広告代理・制作
- 山藤 惠三
- (クリエイティブディレクター)
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脳を知りつくせ!あら不思議、バイクに乗ると若返る? #6
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あんなに暑かった夏もすっかり終わり、急に涼しくなってきた今日この頃です、
やはり、季節はどんどん変わって行きます、体調管理はしっかりしたいですね、
風を感じるシティーダイバー、山藤(サンドウ)です。
脳を知りつくせ!あら不思議、バイクに乗ると若返る?の第六弾です。
今回は、脳と時間のお話です、ビジネスのタイムフローの参考にもってこいの内容です。
90秒ルール
90秒ルールは脳生理の経験から言われています。
脳内の感情的な反応は90秒でいったん収束することを基にしています。驚きや、突然の不安感、恐怖感といった感情的な反応が脳に起きると、その興奮が収束するまでに90秒かかります。
その90秒の間、慌てふためいたり、自分でパニックを深めるような行動をせず、じっと脳の興奮が収まるのを待てば、その後より理性的な対応が可能になる。非理性的な対応を90秒以上に引き延ばすことを抑制する利点があります。
思いがけないとっさの出来事や、話の途中で感情的なパニックに襲われたら、「とにかく90秒待て」ということを覚えて置いてください。
その間を取るために、ちょっとした演出も考えられます、何気なく席を外したり、軽い咳ばらいをしたりといったような、ちょっとした間を取る動作なども自然にできるようにしておくとよいです。
嘘を演じろというのでも、自分の心情を偽れというのではなく、脳の生理的な反応に巻き込まれないような対応を心がけておくとよいということです。
10分ルール
10分ルールは、理性的に配慮して安全な状態なら、10分じっと耐えるとその環境や行動に脳が順応するということ、自分の弱点だと思い込んでいた性質が、意外と10分ルールで解消することもありますので、この技はビジネスでは必勝法です。
必ずしも高所恐怖症の人すべてに当てはまるわけではありませんが、高いところにいて怖いと感じる場合、理性的に安全だと認識できたなら、そこでじっと10分ほどその環境で我慢してみます。そうすると、脳がその環境に慣れ、恐怖心が少しだけ軽減されるのです。
また、やってできないことはないが、どうしても特定の作業の前に気が重くなるといった場合、自分があたかも他人になったかのように、10分間だけ淡々とその作業をやってみます。すると10分後にはそれほど負担に思えずにさらに継続できるようになります。
自分以外の人にも応用できる。自分が率いるチームにどうも馬が合わないメンバーがいるなら、適当に口実をつけ、比較的狭い場所で10分ほど静かに待たせておいたり、簡単で無言でできる共同作業をさせてみると、それなりに両者がなじむきっかけ作りになります。
10分ルールは、脳の思い込みを打ち破る、よい意味での惰性感を形成することでしょう。
脳の思い込みに反例となる現実を提示するのには、そのくらいの時間がかかるのです。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/nba/20090522/154730/?ml 日経ビジネス ASSOCIE online 仕事の知恵より http://www.nikkeibp.co.jp/associe/
参考資料 : 佐藤 信正(さとう・のぶまさ) 【プロフィール】
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