- 小向 裕
- 不動産コンサルティング・オフィス小向 代表
- 東京都
- 不動産コンサルタント
対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
昨晩TBSで放送された、「がっちりアカデミー」はとても興味深く見ていました。
新聞のテレビ欄で「住宅ローン」についてのことのようでしたので、チェックしていました。
以下に概略とコメント。
住宅ローンについて、実はよく理解できていない3つのワード
1.繰り上げ返済
↓
返済開始後に完済までの期間、余裕資金がある段階で当初の計画通りではなく、少しづづ前倒しで返済を進めること。(これにより、総返済額を減らすことと期間を短縮することが可能で、結果的にお得になるということ。)
2.借換え
↓
ローンの返済途中の段階で、別の金融機関より資金調達することで、一括返済すること。(金利が1
%以上、借入残高1000万円以上、残りの返済期間が10年以上であれば、検討すべき。)
3.団信
↓
「団体信用生命保険」の略。民間の住宅ローンの場合、殆どが返済額にこの団信料(生命保険料)が含まれています。万が一の場合には、この保険金で債務を無くすこととなり、残された家族は助かります。
変動金利か固定金利かについて
↓
1.経済アナリストの森永氏は固定金利を薦めていました。
(金融機関が嫌がる方が良い。変動の場合、金利が上昇すると返済額アップに耐えられなくなり破綻するリスクが高い。金融機関や不動産会社に薦められるまま、安易に変動を選ぶのは危険。)
2.経済評論家の勝間氏は、変動金利を薦めていました。
(金利が上昇するということは、景気が良くなっているという事とリンクするので、資産価値も上しているので大丈夫。)
※公務員や公共性の高い職業は、収入が安定しているので、固定金利がベター、サラリーマンなどで景気に左右されやすい業種(証券・広告など)の場合には、変動金利が良いのではとのことでした。
※流通ジャーナリストの金子氏(最近よくテレビで見ます。「国際値切リスト」とも呼ばれていて、面白い方です。個人的に好きです。)の情報によると、「イオン銀行の住宅ローンを利用すると、イオンでのお買い物が毎日5%OFFになるので、お得です!」と、流通ジャーナリストならではのコメントがありました。
以前(昨年)、ブログでイオンの住宅ローンの「イオンセレクトクラブ」については、解説した記憶はありますね。(年間割引の上限額の設定はありましたが。)
⇒ 日頃からジャスコなどを利用される方は、検討の価値はあるかもしれませんね。(新規の借入れと借換えの両方で適用されます。)
住宅ローンについては、昔のような護送船団方式(どこの金融機関でも横並び)は崩れており、自由化によって競争が激化しつつありますので、色々な商品やサービスが開発されつつあります。
これらについても、私は不動産コンサルタント(兼MP)ですが、「モーゲージプランナー(通称MP)」などの専門家から幅広く情報やテクニック・ノウハウを貰ってみるのも良いと思います。
全て自分だけでチェックしたりリサーチするよりも、専門家をうまく活用することの方が、結果的には時間と労力からすると得(楽)かもしれませんよ。
以上
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