- 前野 稔
- MC PLUS 代表
- 大阪府
- ファイナンシャルプランナー
対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
ここ数年、低金利が続いています。
今後もしばらくは金利が上昇する見込みがないとの推測から
住宅ローンを変動金利で借りる人が多くなっています。
でも、変動金利で借りている人が、そのリスクについて
充分認識しているとは言えません。
変動金利の特徴としては、一般的に
・半年に1回金利の見直しがある
・返済額は5年間は変わらず、その変動幅は1.25倍まで
となっています。ということは、金利が大幅に上昇しても返済額が
極端に上昇することがないという点で安心感がありますよね。
でも半年ごとの金利見直しで、万一5年以内に
金利が上昇した場合には、毎月の返済額は変わりませんが、
元金と利息の内訳が変わることになります。
つまり、金利が上昇すれば利息の支払が増えて、元金があまり減らなくなります。
急激な金利上昇になれば、利息の支払いが毎月の返済額を超えて元金が全く減らず
「未払い利息」が発生することもあります。
普通ならば住宅ローンは延滞もなく、順調に返済していれば
返済期間が満了すれば、元金がゼロになりますよね。
でも、金利だけしか払っていないと元金が減らないのですから
最悪の場合、返済期間が満了しても、元金がゼロにならないことがあるのです。
このとき、金融機関はどうするか?
当然残った元金を耳をそろえて一括で支払うように迫ってきます。
元金を一括で完済できなければ・・・・ (あとはどうなるかは想像にお任せします)
変動金利を選択する際には、このリスクと対処方法を事前に
知っていないと大変なことになります。
不安や疑問を感じた方は、一度専門家にご相談をお勧めします。
このコラムに類似したコラム
住宅ローンの組み方について 渡辺 行雄 - ファイナンシャルプランナー(2010/10/16 09:49)
住宅ローン年間返済率25%ならOKの都市伝説 田端 政弘 - ファイナンシャルプランナー、住宅ローンアドバイザー(2013/07/08 16:19)
持ち家8割 夢とリスク 渡辺 行雄 - ファイナンシャルプランナー(2013/03/22 09:38)
家を買う時、手元資金はいくら残せばいいですか? 前野 稔 - ファイナンシャルプランナー(2012/11/07 19:00)
住宅ローンは定年までに返せるか? 前野 稔 - ファイナンシャルプランナー(2012/07/07 15:06)