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釜口 博
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払済はとてもお得です。

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生命保険の豆知識
今回は「払済」についてお話しします。

生命保険の「払済」のしくみは、保険料払込をストップさせて、今まで払ってきた保険料のうち、貯蓄にまわっていたお金(解約返戻金)を元手に既契約保険を買い取ってしまうという方法です。

「払済」が特にお得になるケースは、
H6年以前の「終身保険」や「養老保険」、「個人年金保険」、郵便局の「学資保険」(※1)払込期間が長い「定期保険」などです。

また非常に驚いて頂けるのですが、
「定期付き終身保険」も払済によって、終身保険部分が大きくなったりします。

H6年以降の契約に関しても、貯蓄性が目的の保険であれば、ほとんどの場合が率がよくなります。
※民間生保のこども保険は払済できません。

保険会社の約款には、保険料の払込が困難になった時の対処法のひとつとして謳っていますが、

違う視点から考えると、
1.払込保険料に対しての死亡保険金の率をアップすることが可能

2.その保険が貯蓄性の高いものであれば、その貯蓄率を大幅にアップすることが可能です。

保険会社にとっては、予定利率(銀行の利息率みたいなもの)の高い契約は、できれば払済にはして欲しくないので、

会社から教育をしっかり受けている保険セールスの方は、「払済」の話しをしません。

そういう保険セールスの方々は、「払済」ではなく「転換」というとんでもないしかけが入った新規保険の提案をしてきますので、ご注意下さいね!

子供さんがほぼ独立してしまうというご家庭であれば「払済」によって、保険の見直しをしていくのは非常に効果的な方法です。

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