転換契約には要注意です。 - 保険選び - 専門家プロファイル

釜口 博
BYSプランニング ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:保険設計・保険見直し

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

転換契約には要注意です。

- good

  1. マネー
  2. 保険設計・保険見直し
  3. 保険選び
生命保険の豆知識
というよりも・・・
絶対してはダメです。

生命保険の「転換」のしくみは、ものすごくわかりやすく言えば、新車買う時の「下取り」と同じしくみですね!

車の下取りはいいとしても、生命保険の下取りは非常にたちが悪い。

どんな時に転換というワナが仕掛けられるかというと、契約している保険会社のセールスの方から、「○○さん、今度ものすごくいい保険が出て、保障額が大きくなってしかも保険料は今のままでいいのよ〜」と言われ、保険の話しを進めてしまったら最後、それはかなりの確率で「転換」です。

転換の問題点は2つあります。
?前契約の貯蓄されていたお金を、知らないうちに、新しい保険契約の10年更新、特約保険料の値引きに使われてしまいます。

ものすごくあらっぽく表現すると、保険で貯まっていた資産を10年間でゼロにしてしまうという戦術なのです。

?逆ザヤの原因となっている高い予定利率(銀行の利息率みたいなもの)の契約を解約させて、悪い予定利率の保険に変えてしまうという荒ワザです。

高い予定利率の契約というのは、保険会社の経営にとって一番のネックとなっている部分です。
早く逆ザヤ地獄から開放されたいのが、保険会社の本音であり、それをてっとり早く解消する方法が、「転換」なのです。

以上2つの問題点も、セールスの方が正確にお客様にお伝えして、お客様自身が理解したうえで、転換契約をされれば、全く問題はありません。

でも・・・ですよ!!!
内容を正確に理解されて、転換契約をされる方は絶対いないと思います。

もし転換契約になってしまっている方で、健康状態に問題がなく、保険で貯まっている資産を少しでも奪回したいと思われるのであれば、1ヶ月でも早く保険の見直しをかけるべきです。

なぜなら、早ければ早いほど、保険会社に搾取されずにすむからです。