画像はその解決策の一手法です。
緩勾配でも施工可能な特性を生かして、折板の上にエキスパンドメタルで架台を造り、耐根シートを敷いて軽量土を載せ、芝やセダム等の植物を植えます。都市緑化や都市温暖化対策としても有望な屋根が出来上ります。
折板の表面塗装も直接、太陽の紫外線を受けない為、寿命が延びます。実験結果では特別な断熱工事を施していないにも関らず、クーラーの立ち上がり速度が格段に速くなりました。
また、芝は3日に一度程度散水が必要ですが、メキシコ原産のセダムは天水のみで充分繁殖が可能で、他の雑草が涸死する条件でも立派に生育します。
このコラムの執筆専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
06-6714-6693
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