約200万円費やして「家計にお得」をするつもりでの設置なら、
それだけの期間を『その家を建替えず』『健康で暮らし続ける』ことが大前提です。
築年数の経った建物では、建替えの際の一時撤去・再設置に費用が掛かり、
元が取れるまでの期間もその分伸びます。
老年者の住まいでは、早くに死が来たり、長期入院となったり、
介護で子供のところへ世話になったりという可能性があります。
家に居る期間(死までの人生)が読めなくては、元が取れるのかどうかは分かりません。
また発電した電気の買い取り価格が下がっしまうような、電力会社の方針転換が無いことを祈らねばなりません。
この数十年、電気需要は伸び続けてきましたが、省エネ社会、人口減少社会となれば、
これから先は発電所と電気は余ることもあるのかもしれません。
ソーラー発電パネルを載せるのは吉と出るのか、凶と出るのか、どちらでしょう?
住宅・建築の専門家としてそれなりに勉強していても、
「わかりません」と言うよりない、難しい問いです。
このコラムの執筆専門家

- 須永 豪
- (長野県 / 建築家)
- 須永豪・サバイバルデザイン
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