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じつは先日、我が家の郵便受けに、
大手メーカーによる57区画の大分譲地の販売チラシが入ってました。
「あれ?ウチの近所にこんなに広い空き地ってあった??」
写真を見てみると、そこは時々通ってるウォーキングコース。
「ぁあ、ここ、池のとこじゃん!!…っていうか、池じゃん」
娘と、石を投げて「ぼちゃん!」と大きな波紋をつくって遊んでた池。
ここには看板が立っていて、
「『新池』昔は冬は氷が張って、ここで子どもたちがスケートしてました」という、表記があったんです。
(これが池↓)
(これがその看板↓)
それが、
いつの間にか、埋立てられて、住宅用地として分譲されたようです。
「去年までは池だった。そこに今、我が家が建ってる」
なんて話しが、現実にあり得るかも知れません。
そういう地盤の上で、大きな地震には遭ってほしくないな~と思います。
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このチラシには「このあいだまで池だった」なんてことはまったく書いてありません…。
一流の大学病院、大きめのスーパーマーケット、ちょっと良さげな小学校、
そのどれもが徒歩圏内で、住環境が素晴らしく良好で、
しかも、その住宅メーカーがウリにしている、
未来型の省エネ住宅で街をつくります、というような、
とても素敵な内容です。
う~ん…ここで土地をお買いになる57世帯の方々は、
「このあいだまで池だった」という事実を買うまでの間に、教えてもらえるのでしょうか?
(かと言って、買う気満々で夢を描いて、
ローンの審査が通った後で教えられても、切ないですね…)
「え、なんで、池の埋め立て地だとダメなの?」
っていう素朴な疑問をもつかたもいらっしゃるかな?
私が、サバイバルをデザインする建築家としての視点から、おススメしない理由は、ザクッと、
□地盤が緩い
□地面がヘンなふうに沈むかも
□家が傾くかも
□お金が、基礎の杭などで余計に掛かる(100万弱くらい?)
□地震の時、だいぶ揺れる(杭は地震対策にはなりません)
東日本の地震でも、舞浜あたりの埋め立て地では、
割れた地面から水が噴き上がったりしてました。
あとは
(信じないかたもいるかな??)
□地面の『氣』ではなく長い間、水の『氣』が流れてたところ
□しかも水が『流れてない』池だったので、『氣』も滞ってる
『氣』を、説明しろといわれても困ってしまうのですが。
(その道の専門ではないので、スミマセン)
でも「いい感じ」する土地と「イヤな感じ」する土地って、
行ってみると、明らかにあるんですよね。
さらに土地探しに慣れると、写真や地図からでも何となく感じ取れて、
足を運んで当たってることは多いです。
(ちなみにココの住所は『沢村』。「地名に水っぽい字がつくところは…」ってよく言いますね。でも、我が家も同じ『沢村』の町内だけれどカラッとスカッとした、イイ感じのするところです。なので「情報」を参考にしつつも、本人が「感じる」ことも大切に)
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たとえば土地を買おうっていう時に
「土地探しでは売りに出る前は、何に使われてた土地だたのか調べるベシ」
っていうポイントと、
「それは、グーグルマップ等の航空地図でも、過去にさかのぼって調べられる」
っていうほんの少しの知識を教わる機会があるだけでも、
「住環境良好の掘り出しもの物件!と思ってら、池だったところを買っちゃってた…」
なんていうことには、たぶんならないですよね。
(そんな簡単なことなのに、たぶんこの57区画は、すぐ売れていくと思います。心中フクザツです)
さて、
2回目の講座、【『耐震性』の高い暮らし】では、
(「サンズイのつく地名は…」みたいな話しは他でも聞けるので)
むしろ、ヨソでは語られないことをメインに
ある意味で不謹慎なことも、包み隠さずきちんと正直に、お伝えします。
「土地を買う」「家を建てる」となれば数千万円なので、
気休めの安心ではなくて、
『安全に裏打ちされた安心』な暮らしの場をつくりたいですね。
須永 豪
http://sunaga.org
追伸:
クリスマスの週末の吉祥寺は、一年で一番賑やかでハッピームードな、
街を歩くだけで幸せな気持ちになれる日です。
私にとっても、久しぶりの、古巣吉祥寺、楽しみです~♪。
(あ、でも飲食店は、どこも満席になるので、お昼ごはんは要注意です)
以下、開催概要になります。
参加費は… 色々考えて『無料』とさせていただきました。
(余裕のあります方は、会場費として500円のカンパをいただければ幸いです)
毎回…、というわけではありませんが、ひとまず今回は
大好きなふるさと吉祥寺への感謝を込めて (^ ^)。
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第2回講座【『耐震性』の高い暮らし】@東京
日程/2015年12月19日(土)
開始/14:00~終了15:30 (定刻にスタートします。開場:13:50)
場所/JR吉祥寺駅北口徒歩3分 サンロード内の建物
(詳細はお申込いただいた方へメールでお知らせ)
参加費/0円
定員/先着順 8名
(お子さんもご一緒にどうぞ。少し座敷スペースがあります)
駐車場/なし
持ち物/特になし(必要なかたは筆記用具程度)
終了後/16時までは会場で懇談ができます
※お席をご用意する関係上、お申込後のキャンセルはご遠慮願います。
申込みは、
12月12日(土)お昼12時開始。
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こちらの問合せフォームにて→http://sunaga.org/about/
※先着順8名の少人数制のため、住宅業のかたはご遠慮ください
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このコラムの執筆専門家
- 須永 豪
- (長野県 / 建築家)
- 須永豪・サバイバルデザイン
響きあう木の空間
森や山と人、地球が健全に回っていく様子を見届けたい。 木を街に届け人の営みに森をもたらし木が、森が、地球が、生命が、人が、そして星々や宇宙までもが響あいはじめるそんな木の建築空間宇宙の意図が起動する響きあう木の空間をつくろう
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