暑かったですね、今日は。
今年も夏支度をしました。
ベランダにスダレのトンネル。
ベランダにスダレのトンネル。
コンクリートのマンションは、
夏は夕暮れ以降は屋外が涼しい風が吹いているのに、
家の中はいつまでも暑い。
コンクリートが蓄熱体として、夜までジワジワ熱を発する。
逆に冬はシンシンと寒い。
人間の体温が36度、屋根・壁・床のコンクリ温度は10度以下。
冷えたコンクリが石膏ボードや畳を素通しして、
輻射で熱をグイグイ奪っていく。
夜寝てて、腰が骨の髄から冷えること冷えること。
コレ、断熱と遮熱は違う、ということです。
畳や寝具のマットレスには確実に断熱効果があるのに、
ホント冷える。
そこで、キャンプで使うような銀マットを1枚寝具の下に入れてみると、
あれれ??ってほど、冷えるつらさがサッパリなくなるんですよ。
しかもコンクリは結露でカビは酷いし…
あ、まぁ冬の話しはいいか。
夏は、もうコレ、どうにもなりません。
全ての窓を昼夜開けっ放しでも、暑くてたまらんのだもの。
夏、コンクリートに熱を蓄えさえないためには、
日射を当てないこと。
だからスダレでベランダの床と壁に日射が当たらないように防御です。
日没したらすぐに水を撒いて、少しでも早く冷ます。
日がある時間だと、いくら水撒いても、グイグイ乾いてすぐアッチッチの
まさに焼け石に水。
気化熱で温度が下がる…と言いますが、ほとんど効果ないですね。
それよりは霧の水が出るホースを設置する方がずっとマシ。
(でも風向きで、デスクが濡れて困るんだなぁ)
コンクリートは、人間の容れ物として最低です。
特に内断熱なんて、ホント作る都合でやってるだけで、
暮らす人や室内の熱環境のことなんかまったく無視した最悪の方法。
私は38年間のうち、30年以上をコンクリートの中で過ごしてますが、
ホント、最悪です。早く出たい。
コンクリートのマンションに暮らしている理由は、
『地震・生活音・眺め』。
賃貸だと良い木造ってホント、無いですね。
『地震・生活音・眺め』。
賃貸だと良い木造ってホント、無いですね。
毎年、夏が来るたび、冬が来るたび、
「あぁ、また今年もココでかぁ、しんどい思いをするのかぁ…」とブルーに。
それに対して、私がやってる木が詰まった木造『じくばん造』は、
http://www.sunaga.org/works/jikuban.htm
ホント、今考えうる最高の人間の容れ物ですよ。
自分で言っちゃいます。
(だって、最高だと思ってるから作ってるわけで、
もっと良い工法を見つけたら、すぐに取り入れちゃいますから、私。)
誰か、眺めの良いところにじくばん造の家を建てて、
貸家で貸してくれませんか?
なんてね。
あぁ、まったく、紺屋の白袴。
早く自邸建てたいです。
でも、その前にまずは縁ある土地と出会わなくては。
いよいよ暑さの本番ですね。
どうぞご自愛して、乗り切ってくださいね。
(ウチの生後5ヶ月の娘は、本日午後泣きっぱなし。
初めての事態になんじゃこりゃぁああ!って神経回路がイカレちゃった感じで、
しかも、猛烈に泣いてるもんだから余計に暑い。どうやっても泣き止まない。
見かねて16時ごろお風呂に入れたら、その後はスパッと清々した顔で快適そうに。
大人がシャワー浴びたくなるのと同じですね。
赤ちゃんが泣いたらフロですよ、フロ。ぬるめの、ね。)
このコラムの執筆専門家
- 須永 豪
- (長野県 / 建築家)
- 須永豪・サバイバルデザイン
響きあう木の空間
森や山と人、地球が健全に回っていく様子を見届けたい。 木を街に届け人の営みに森をもたらし木が、森が、地球が、生命が、人が、そして星々や宇宙までもが響あいはじめるそんな木の建築空間宇宙の意図が起動する響きあう木の空間をつくろう
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