4/26 カナダコロナ速報- 留学中のみなさんへ

先程BC州の会見がありました。

この週末金・土・日の感染数は2,491名とまだまだ深刻な数字が続いています。

オンタリオ州は州政府の決断が右往左往したことも含め、非常に危機的な状況です。

重症患者を見る医療従事者が足りないことから、軍が出動することになりました。

アルバータ州も、地域ごとに非常事態宣言が出されるなど、緊張が高まっています。

カナダ全土が、コロナから命を守るために必死の戦いを続ける毎日ですが、コロナ疲れの人たちが（主に白人）州の命令に従わずレストランに大勢を集めラリーを開くなど信じられないほどの自己中心ぶりを見せています。

「個人の自由」と「周りの人の命」とを完全に混同した、白人特有のわがままが表面に出てきているカナダの現状です。

現在のカナダは外に出るたびにそんな醜さに出会う状態です。

１．カナダ全土でコロナ変異種の猛スピードな感染と競争するように、ワクチン接種が進んでいます。

BC州で現在18歳以上がワクチン接種への登録可能です。

大学で学ぶ生徒たちも無事に登録を済ませました。

接種予約の連絡（テキストメッセージかメール）は各年齢層の接種順番が来た段階で送られてきます。

それに従い、場所と日にちを選んで予約完了です。

接種会場では相当数のスタッフがかなりスムーズにチェックインから接種後の確認まで進みます。

接種会場には必ずBC州保険カードを忘れないように。

現在のところ登録可能な年齢の最年少18歳の人たちへの接種は5月末か6月始めの予定ですが、ワクチンの供給状態により早くなるか、遅れるかはハラハラするところです。

夏に日本への帰国を予定している学生も、このタイミング次第ではカナダに留まることを選ぶ場合もありですね。

「日本に帰りたい！」と「コロナ感染」とどちらを取るか、ですね。

大変な時代です。

アストラゼネカワクチンへの対象年齢が40歳に引き下げられた後、多くの人が接種可能なファーマシーに殺到しました。

これもワクチン自体の供給により、いつ接種が出来るかの連絡が、政府ではなくファーマシーから送られて来ます。

２．すべての人にワクチン接種予定

カナダ市民、永住者だけでなく、正式なビザ保持者そして短期滞在者にもワクチンは無料で接種されます。

この理由は、本日BC州の会見で明確に述べられていました。

「現在BC州にいるすべての人に接種します。理由は明確、BC州に住む人を守るためです。」

今もまだ非常識なエージェントが日本から高校生を送り込んでいますが、その高校生と親のみなさん。

カナダにとってどれだけ迷惑な行動か、おわかりでしょうか？

３．10代のコロナ死者

カナダで10代の死者が出ました。

オンタリオ州Bramptonに住むEmily Victoria Viegas, 13歳が4月22日に死去。

母親も現在ICUで治療中、弟も感染し自宅で隔離中。

まだ、乳児のコロナ死も発表されています。

他の州もですが、特にオンタリオなどでは病状の急変により自宅で亡くなる人が増えているのが不気味です。

４．在バンクーバー日本総領事館からのお知らせを抜粋します

ワクチン接種も当初の予定を前倒しする形で引き続き実施されているにもかかわらず、１週間で６，６７８名もの新規感染者が発生し、１日の新規感染者数が千人を超える日が続くなど、大変厳しい状況が続いています。

最近の新規感染者の急激な増加を受け、ＢＣ州政府は、すべての食品および酒類を提供する施設での屋内飲食の禁止などの行動制限措置を５月２５日深夜まで延長しています。

さらに２３日、ＢＣ州は、不要不急の娯楽目的での移動を制限する行動制限措置を新たに発表しました。普段は５つの地域に区分されている保健機関管轄地域を３つにまとめ（注：（１）バンクーバー・コースタル・ヘルス＋フレイザー・ヘルス、（２）バンクーバー島保健局、（３）ノーザン・ヘルス＋インテリア・ヘルス）、これらの地域間をまたいで不要不急の娯楽目的の移動をした場合、罰金の対象とするとしています。

（罰金は575 カナダドル。先週頭の発表以来、４箇所の地域がまとめられましたので多少行動制限は緩くなりました。）

カナダと米国間の陸路における通行制限措置に関しても、再度、５月２１日まで延長されました。 

日本入国に必要となる出国前７２時間以内の検査証明書の取得に際して注意すべき点につきましては、これまで以上に厳格に確認されるようになっています。そのため、報道等でご承知の方も多いと思いますが、検査証明書に不備があるとして日本の芸能人が航空機への搭乗を拒否されたり、日本に到着した際の空港検疫で検査証明書の不備が指摘され、日本人であるにもかかわらず日本に入国できずに出発地に強制送還されたりする人が出ています。中には、出発地の空港では不備を指摘されなかったものの、経由地の空港で不備を指摘されて乗り継ぎ便に搭乗できず、空港のトランジットエリアに閉じ込められるという、昔あった映画のような事態まで起きているところもあるようです。

今後、検査証明書を取得される方には、厚生労働省のフォーマットで証明書を出してくれるクリニックを利用されることをこれまで以上に強く推奨いたします。

当館ホームページに掲載してある「日本入国時に必要な検査証明書の要件について（検体、検査方法、検査時間）」や「日本入国の際に必要となる検査証明書に関するＱ＆Ａ」もあわせ確認するようにしてください。

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カナダは非常に厳しい状況です。

大学留学中のみなさんはくれぐれも情報を収集し、すべてのタイミングを逃さないよう留意して下さい。

個人的に困っている方へご相談下さい。 

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