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寺崎 芳紀
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閲覧数順 2024年04月24日更新

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広告業の媒体別売上の推移

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こんにちは!介護経営コンサルティング・介護施設紹介「株式会社アースソリューション」の寺崎でございます。


今日は、「広告業の媒体別売上の推移」について書かせていただきます。

中小企業診断士試験「企業経営理論」において、過去に出題実績もあるトピックでございます。


広告4媒体として、テレビ・新聞・ラジオ・雑誌があります。

経済産業省が公開している「広告業の業務種類別売上高・事業所数及び常用従業者数」という2次データに、4媒体の定義として記されております。


このデータをダウンロードして読みましたが、2019年における広告業全体の売上が、約5兆9,106億円。

そのうち4媒体の売上は約1兆8,534億円で、全体の約31.4%を占めております。


この4媒体、過去3年で売上は下降傾向であります。新聞などは悲惨で、2019年の売上がその2年前に比べて約441億円も減っています。


無理もありません。若者を中心とした新聞離れは本当に深刻ですから。

私も、25年間購読していた日経新聞を解約し、電子版に切り替えました。新聞は今後もますます購読者が減るでしょうね。


TV広告も同様に、本当に厳しい。2年間で約628億円も減収しております。


そんな中、ネット広告の収入はここ数年、前年比を常に上回っております。収入額だけ見ればまだまだTVには及ばないですが、感覚としてはネットの方が上回っているようにも思えます。

やはり、スマホが普及していることが大きいと言えるでしょう。


2020年のデータも、10月分までは記載されています。2020年は新型コロナ感染症拡大で、軒並み収入を下げておりますが、ネット広告収入は堅調のようです。


ここ数年、私はテレビをあまり観ません。観るとしたら、ヒットしたドラマ(半沢直樹とか)やスポーツ(特にボクシング)中継、年末年始の特番の一部くらい。子どもはディズニーや動物関連の番組を楽しんで観ていますが、食事中はテレビ禁止にしています。


理由は、観たい番組が少ないから。ニュースも、偏重報道が多くて本当にくだらないので、基本的に観たくありません。


移動中やくつろいでいるときにYouTubeは観ます。

理由は、面白いから。


最近、芸能人やスポーツ選手たちが、YouTubeチャンネルを開設していますが、面白いコンテンツが多いみたいです。私も楽しんでいます。


その昔、TV一強の時代もありました。

しかし、その頃とは大きく勢力図が変わっています。


私が申し上げたかったのは、自分の趣味嗜好などのどうでもよい話ではなく、広告収入の推移がと報道の在り方というのは当然にリンクしているということです。当たり前なのですが・・・


観たいと思えるものがなければ、視聴者は離れます。そうなれば、広告収入は当然下がっていくでしょう。

理由はいろいろあるでしょうが、私は報道する側がいまだに川上戦略みたいなことをしていて、真に観たいコンテンツが溢れすぎているような気がするのです。いろいろ難しい世の中ではありますが、それでも努力は必要なのではないでしょうか。


それを反映して、現在はTVでは放送されないような内容の動画が、YouTubeに流れているのだと思います。変に忖度しないから、自分の作りたい番組を作り、発信する。

もちろん、過度な誹謗中傷は問題外ですが、番組内容に関して意見を言うのは、それが苦言であっても私は「あり」だと思います。


昔は、視聴者参加型の番組が結構あったように思います。番組内で視聴者からのお便りを紹介するコーナーがありました。なかなか視聴率が取りにくいのかもしれませんが、私は出演者だけが楽しんでいて自己満足になっているような番組より、視聴者参加型のほうがよっぽど良いように思います。


ラジオなどは、今もなお聴取者参加型の番組が多く、シェアは低いですうが根強いファンも多いようです。オールナイトニッポンとか。今は聴きませんが、昔は本当に楽しく聴いていました。


もう一度、原点に立ち返ったほうがよいのではないでしょうか。

TV局も、番組制作会社に強気になって胡坐をかいている場合ではありません。

原点回帰で、もう一度テレビが栄華を誇ってときの気持ちを取り戻す。そうでないと、そのうちネットに食われてしまうように思います。


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(東京都 / 経営コンサルタント)
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有料老人ホーム施設長・訪問・通所介護管理者・老健相談員、事業所開発等の経験を活かし、2007年7月に弊社を設立しました。介護施設紹介サービスをはじめ、介護事業所の開設・運営支援等を行い、最近では介護関連の執筆活動にも力を入れております。

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